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掲載日:2023年5月17日

平成27年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(木下博信議員)

埼玉県政の地域バランスの可視化を 

Q 木下博信議員(改革

県東南部に住む県民の多くの方から、県の施策は、県央、県北西部に重点的に投資されているのではという声を聞きます。また、一昨日の水村議員の質問にもあったように、県内様々な地域から、県央に集中しているのではないかという声を聞きます。実際にそうなのでしょうか。
県立の施設はもとより、道路、河川、水道、医療、介護等、様々な県政の施策全体を見てみると、実はバランス良く行われている可能性があります。しかし、それが分かりやすく把握できる図版資料が存在していないため、さきに述べた県民の疑問が生じてしまうのです。
そこで、提案させていただくのですが、県の様々な政策をジャンルごとにレイヤーシート化し、どこに何があり、幾らの投資がなされ、幾らの経費がかかり、どのエリアの県民が受益・利用しているのかを可視化してはいかがでしょうか。このレイヤーシートを全て重ねていけば、県政全体のバランスが容易に把握できるようになります。
実際は、パソコン上でのものをイメージして発言しておりますが、モデルというと、こんな感じです。埼玉県の白地図の上に、公園はここにあって、このぐらいの人が利用して、こういうコストがかかっている。スポーツ施設はこういうふうになっている。さらには、県立病院はこういうふうになって、この地域の方が利用していて、特別支援学校はこの位置にあってこうなっているというように、どんどん施策を、いろんなものを重ねてパソコン上で見れるようにすれば、県民の県政の納得度、バランスがとれているんじゃないかということで納得度が向上するだけでなく、やってみて実際に不均衡があった場合、その是正に取り組むこともできるようになります。県民の納得度、埼玉県に暮らす幸福度が感覚的なもので左右されないように、そして均衡のとれた県の発展に向け、大変重要なことであると考えますので、企画財政部長の答弁をお願いいたします。 

A 中原健一 企画財政部長

県の様々な政策について、図やグラフに整理して分かりやすく説明することは、県民の方々はもちろんのこと、県職員にとっても、県政の現状や課題を把握する上で役立っていると考えております。
とりわけ、地域間の比較や地理的な広がり、配置などを説明する場合には、直感的に把握できる地図の活用は有効と考えております。
例えば、道路については、国道や県道を計画路線を含めて示した埼玉県道路網図、医療については、救命救急センターなど特定の機能を有する病院の位置図などが作成されております。
しかし、これらは特定の種類の施設配置を示すにとどまっております。
複数の情報を1つの地図上に集約した例といたしましては、農業振興地域や都市計画区域などをまとめた埼玉県土地利用基本計画図がございます。
また、避難所の位置や地震発生時の震度分布予想などの情報を、企業が提供する地図情報上に表示する「さいたま減災プロジェクト」マップのサイトもございます。
しかしながら、複数の情報を一つの地図に示すためには、情報を集約・更新する労力が大きくなり、また、地理情報システム、いわゆる「GIS」などを活用した場合は、多額の費用が必要となるという課題もございます。
議員御提案にありました、投資額や受益を地域別に示そうといたしますと、地域別データの入手や的確な地域割が困難であることも予想され、政策のレイヤーシートの作成には、コスト面や技術面で解決すべき課題もあるところでございますので、そうした面も含めて検討が必要と考えております。
今後とも、費用対効果や利用目的に照らしまして、最適な方法を選択し、県政・政策を地図を含む図やグラフで示し、活用してまいりたいと考えております。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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