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掲載日:2018年10月16日
Q 畠山 稔議員(民主・無所属)
芝川は、上流域の芝川都市下水路と下流域に当たる一級河川芝川から成ります。下流域の一級河川芝川の改修が完了していないため、豪雨時に上流域に当たる芝川都市下水路から大量の雨水が一気に流れてきた場合、下流域に甚大な被害をもたらすことになります。このため、一級河川芝川の管理者である県は、芝川都市下水路の管理者である桶川市、上尾市、さいたま市の3市に対して、下流に流すことができる流量を制限しています。一級河川芝川には、上流からの洪水の一部を一時的に貯留し、下流のピーク流量を低減するために、芝川第一調整池と芝川第七調整池があり、芝川第二調整池は完成済みと伺っております。
そこで、芝川第一調整池の整備状況と、これら二つの調整池が最近の豪雨でどのような効果をもたらしているのか、県土整備部長にお伺いいたします。
また、一級河川芝川の現在の改修状況について、及び調整池整備や河川改修の進捗度合いにより、流量制限をその都度見直すことが可能なのかについて、併せて県土整備部長にお伺いいたします。
A 浅井義明 県土整備部長
まず、芝川第一調節池の整備状況についてでございますが、左岸側の池が平成22年度に完成し、現在、右岸側の池の掘削工事を進めております。
右岸側調節池の進捗状況は約41パーセントとなっており、今後も引き続き掘削工事を進めてまいります。
芝川第一及び芝川第七調節池の効果についてでございますが、今回の台風18号による大雨に対して、2つの池を合わせて25メートルプール約2,700杯分に相当する約82万立方メートルの洪水を貯留し、芝川の洪水被害を防ぐことができました。
次に、芝川の改修状況についてですが、現在、さいたま市内において八丁橋から見沼代用水までの約14キロメートルの区間の河川改修を進めております。
このうち国道463号の念仏橋から県道新方須賀さいたま線の新橋までの約8キロメートルの区間がおおむね完成しており、今年度は、架換え工事の完了した新橋上流部の約100メートルの区間の河川改修を実施します。
また、狭小なため河川改修の支障となっている東武野田線の橋りょうの架換えについても調査設計を進めております。
次に、流量制限を見直すことが可能なのかについてでございますが、芝川に限らず、すべての河川について、河川改修の完了状況を確認し見直しを行っております。
今後とも、流域の皆様が安心して暮らせますよう、芝川改修事業の推進に努めてまいります。
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