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ページ番号:61496
掲載日:2023年5月17日
Q 前原かづえ議員(共産)
関越道三芳インターチェンジのフルインター化、大型車など車種拡大の連結許可が7月、国土交通省より決定されました。平成30年度開通を目標に事業が進められます。昨年、この問題について、地域住民からフル化には反対しないが、連結する道路の整備もないのに大型車の通行を可能にするのは危険だとして、大型車の通行禁止を求める署名が提出されています。
しかし、今回の事業決定は、住民から示された問題点が解決されないままの見切り発車と言わざるを得ません。インターチェンジ周辺は、三富新田の昔ながらの歩道もない道路がほとんどです。現在でも交通死亡事故が多発しております。農家の方は、トラクターで走るのは命がけと言っております。さいたまふじみ野所沢線や所沢堀兼狭山線は現状でも交通量が多く、渋滞が懸念されます。また、東入間警察入り口交差点から大井中学校前を通って関越方面に向かうバス通りは幅員も狭く、大型車がすれ違いできない箇所もあります。自転車の死亡事故や民家に大型車が突入する事故が起きています。大型車が通るたびに家が揺れている振動被害も起きています。
県土整備部長にお伺いしますが、フルインター化、大型車両許可に伴う大型車両増加の影響をどのように予測しているのか、また、市道への支援も含め、周辺の安全対策強化策について御答弁ください。
道路の安全対策について、地元の皆さんは再三、県への要望を行ってきましたが、これまでは「国と町の事業である」という答弁でした。しかし、今回の事業決定に当たって国土交通省は、「県、関係市町と連携して検討し、三芳町スマートインターチェンジフル化地区協議会に報告すること」との異例の条件をつけました。国と町の仕事とするのではなくて、県もしっかりと連携すべきだというこの指摘について、県土整備部長と県警本部長の答弁を求めます。
歩道もない、幅員もない、周辺道路環境の整備もないまま、大型車両通行は認めるべきではありません。このことを強く指摘いたしまして、質問を終わらせていただきます。
A 浅井義明 県土整備部長
スマートインターチェンジは、高速道路の利便性の向上だけでなく、地域振興にも大きく寄与するものでございます。
三芳町はこの点を踏まえたうえで、三芳スマートインターチェンジの設置の意思表明をしたものと理解しております。
フルインター化、大型車両許可に伴う大型車両増加の影響については、交通量の増加により、交差点の混雑等が想定されます。
このためフルインター化の実施計画において、4箇所の交差点整備と2路線の歩道整備について、県及び三芳町が連携して進めることとしております。
このうち、県が行うべき2箇所の交差点整備については既に着手いたしました。
また、周辺のより一層の安全対策については、国や関係市町とともに検討会を設け、その中で必要な安全対策を協議することとしております。
さらに、関係市町への支援につきましては、国や高速道路会社など関係機関との調整や道路整備の国庫補助事業の導入などを県として支援してまいります。
県も連携すべきという指摘につきましても、このように大型車にも対応したフルインター化に向け、関係市町や国などの関係機関とともに県がしっかり連携し一体となって取り組んでおります。
A 貴志浩平 警察本部長
議員ご指摘のとおり、三芳スマートインターチェンジのフルインター化・対象車種の拡大により、周辺道路では大型車両を含めた交通量等の変化が予想されるところであります。
このため県警察では、道路管理者、地元自治体等と連携を図り、整備・改良が予定されている道路の交差点や歩道等における各種交通安全施設の整備等について、協議を行っているところであります。
周辺道路の交通上の諸問題につきましては、引続き適切な掌握に努め、国や県をはじめ関係する市や町と連携を図りながら、交通の安全と円滑の確保のための対策を講じてまいります。
再Q 前原かづえ議員(共産)
県が行うべき安全確保2か所は整備しているということなんですが、そこの場所についてはフル化の話がなくても歩道整備や安全対策の要望は前からあったところなんですね。ようやく一歩前進したわけで、私がここで質問しているのは、この狭い範囲だけでなくて、三芳町につながるふじみ野市、所沢市、こちらにつながるところでの道路整備、あるいは質問の中でも言いましたけれども東入間警察入り口交差点から大井中学校前、そういう部分についての整備を指導していく、あるいはやっていくということについて、もう一度明確に答弁していただきたいと思うんですね。
歩道の整備については、武蔵野の自然を楽しみながら歩いていける、そういう整備なら三富の自然も守れると思うんですけれども、大型車を通すために農地を潰して、そして大型車の通過道路になって、それこそ車の量が激しくなって、空気が汚くなって汚されるという、まちづくりが破壊されるということもこの先想定できますので、是非ともこの大型車についての規制について、きちんともう一度明確な対応をしていただきたいと思います。
再A 浅井義明 県土整備部長
このインターチェンジ周辺の県が管理する道路につきましては、現在も大型車両通行可でございます。
フルインター化により交通量が増えることに対する対策として、県としては歩道整備や交差点改良を行っております。
その他の歩道整備等の道路整備につきましては、選択と集中の観点からその必要性に応じて順次整備を検討してまいります。
再A 貴志浩平 警察本部長
先に御答弁申し上げました通り、周辺道路の交通上の諸問題につきましては、引続き適切な掌握に努め、国や県をはじめ関係する市や町と連携を図りながら、交通の安全と円滑の確保のための対策を講じてまいります。
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