平成27年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文（岡田静佳議員）

旧所沢保健所の跡地利用について

Q　岡田静佳議員（自民）

保健所発祥の地である所沢保健所は、大変残念ながら2009年に狭山保健所と統廃合され、現在は空き家状況となっております。所沢保健所跡地は一等地にありますが、閉鎖されたまま何も手を加えていないため、防犯・火災などの観点からも大変危険で、近隣の方もこの状態がこのまま続くのではないかと大変心配されています。近隣の方の不安解消もさることながら、一等地であり、今後の跡地をどのように利用していくのかも大変気になるところです。今後の跡地利用について、基本的な考え方や計画について総務部長にお尋ねいたします。 

A　飯島　寛　総務部長

旧所沢保健所につきましては、保健所の効率的な運営や機能の強化を図るための再編を行い、平成22年3月に廃止となりました。
保健所廃止後は、不審者による建物への侵入やいたずらなど不測の事態に対処するため、ドアや窓枠をベニヤ板で打ち付けて出入りを封鎖しております。
また、毎月1回、建物周辺を巡視し不審者の侵入や施設の破損状況などを確認しております。
県では、このように廃止された施設の安全管理を実施しながら、従来から公的な利活用を最優先として跡地の利活用について検討しております。
また、活用方法の決定に当たりましては、まず、県自らが活用できないか全庁的な検討を行います。県としての活用がない場合には、地元市町村の意向を確認しております。
地元市町村の活用意向がない場合には、民間への売却を慎重に検討することとしております。
旧所沢保健所跡地につきましては、現在のところ、県としての具体的な活用の見込みはありません。また、平成25年8月、地元所沢市に対し利活用について打診をしたところ希望しないとの回答を得ております。
当該施設は廃止後、既に5年が経過し老朽化していること、また今年度、土壌汚染調査を実施しましたところ汚染は認められなかったことから、現在、解体工事に向けて建物の解体設計を実施しております。
今後につきましては、市への意向確認後、既に2年が経過していることから市の意向を再度確認した上で、利活用について決定してまいります。

• 上記質問・答弁は速報版です。
• 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。