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掲載日:2018年10月16日

平成27年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (石渡 豊議員)

高齢者の残薬解消へ、「かかりつけ薬剤師」を普及させよう

Q 石渡 豊議員(公明

私は、昨年の2月、予算特別委員会において、社会問題化している高齢者の薬の飲み残しを指摘し、薬局等を活用したセルフメディケーション、在宅医療の推進について取り上げました。高齢者が薬を飲み残すということは、結果的に治療効果が得られなかったり、症状の悪化を招いたりします。医療費の無駄遣いにもつながります。
本県は、高齢者の薬の飲み残し対策事業を早速、実施してくださいました。感謝申し上げます。
それでは、お伺いします。
1点目は、本県が取り組まれた事業内容とその成果をお聞かせください。
2点目は、この事業成果を踏まえ、本県は今後どのように展開なさるか。
以上、2点、保健医療部長の御所見をお伺いします。
さて、薬の管理と患者への服薬指導ですが、これは薬の専門家であり、患者にとって薬の良き相談相手でもあるかかりつけ薬剤師の先生方が一番です。私はこの8月、かかりつけ薬剤師として懸命な活動をなさる2つの薬局を訪問しました。上尾市の足立屋薬局とさいたま市のサン&グリーン薬局です。
お聞きしました。高齢者にはどのような傾向が見られますかと。お答えは、高齢者は複数の医療機関にかかることがあり、多量の薬を家に残している方もいます。例えば、痛み止めの薬と併せて処方される胃腸薬や、飲みづらい漢方薬などが残されています。飲み忘れもあります。御自宅を訪問したとき、その残薬の多さに驚いた体験もあります。
次に、かかりつけ薬剤師さんの仕事とは何ですかとお聞きしますと、お答えは、服用している薬や体質を薬歴、薬のカルテのようなものです、薬歴というものに記録しています。これで複数の医療機関から処方箋に対し、薬の飲み合わせ、また重複の確認ができます。市販されている大衆薬との飲み合わせなどもチェックできます。
もう1つ、かかりつけ薬剤師の重要性についてどうお考えですかとお聞きしますと、お答えは、薬剤師の仕事は、ただ薬を調剤して渡すだけではありません。医者に怒られるから飲んでいないなんて言えないといった患者の心情も察しながら体調を聞いていきます。丁寧な服薬指導をすることで、患者の健康を支えるのが薬剤師の大切な仕事です。また、地域包括ケアの役割も担ってまいりました。私は、使命感にあふれるお言葉をお聞きし、とても感動いたしました。
それでは、お伺いします。
超高齢社会の到来は間近です。高齢者の残薬解消に向け、かかりつけ薬剤師の役割は大きいものがあります。本県は、これまでの取組を踏まえ、かかりつけ薬剤師の普及に向けてどのような支援策を講じていくか、保健医療部長の御所見をお伺いします。

A 石川 稔 保健医療部長

まず、「高齢者等の薬の飲み残し対策事業」の内容と成果についてです。
この事業は埼玉県薬剤師会へ委託し、薬局の薬剤師が2か月間に3回程度、50歳以上の慢性疾患を有する患者の居宅を訪問し、残薬の実態や残薬が生じる原因について調査をしたものです。
残薬を積極的に減らすため、生活習慣などに応じた服薬のアドバイスや医師との処方調整など適正な医薬品の使用へ繋げる取組みを行い、その効果についても併せて調査を行いました。
その結果、調査対象者150人について、薬の理解が深まり確実に服薬できるようになった患者が67%から80%と有意に改善をいたしました。
また、残薬が約95万円、1人当たり6,300円削減することもできました。
これらの成果につきましては、埼玉県地方薬事審議会に報告をいたしますとともに、講習会などを通じ薬局・薬剤師などに広く周知を図りました。
次に、事業の成果を踏まえ、今後どのように展開するのかについてでございます。
複数の医療機関にかかっている患者は、昨年度、平均8種類の医薬品を服薬していましたが、薬剤師による医療機関との調整により6種類に減らすことができました。
今年度は、さらに効果的な方法を探るため、どのようにして薬の種類を減らすことができたのか、どの程度患者の健康状態が改善できたのかなどを主眼に調査期間や対象者数をさらに拡大して実施をしてまいります。
また、残薬の解消には、医師や看護師、ケアマネージャーなどとの連携が不可欠であるため、こうした医療や介護を支える人たちに、取組みの成果を広く情報提供してまいります。
次に、かかりつけ薬剤師の普及に向けてどのような支援策を講じていくのかについてでございます。
国は、かかりつけ薬剤師・薬局のあり方について、3つの視点から基本的機能をとりまとめ公表いたしました。
まず、服薬情報の一元的な把握とそれに基づく薬学的管理・指導ができること、次に、24時間対応と在宅対応ができること、3つ目に、かかりつけ医をはじめとした医療機関などとの連携が図れることです。
そこで、服薬の一元的把握や管理のほか、在宅対応ができるよう、埼玉県薬剤師会と協力して、がん患者の痛みを和らげる薬の取扱い方法や高度な管理を要する輸液の調剤実習などの研修を実施してまいります。
また、医療機関との連携では、患者の容体に応じて医療機関への受診を適切にアドバイスできる研修なども実施してまいります。
こうした取組みを通じ、国が示した基本的機能を備えたかかりつけ薬剤師の育成を進めてまいります。
さらに、県民に、かかりつけ薬剤師を持つことの必要性を丁寧に周知するとともに、患者にとって必要なかかりつけ薬剤師のいる薬局を速やかに選択し活用できるような情報提供にも努めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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