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掲載日:2022年12月20日
Q 新井一徳議員(自民)
道路網は、地域間交流の促進や県民の安心・安全な暮らしに不可欠な社会資本であり、その整備を一層強力に推し進めるべきとの立場から、県土整備部長にお伺いします。
まず、1つ目です。県道交差点の改良についてです。
北本市荒井地内における県道さいたま鴻巣線のメディカルセンター入り口の交差点、宮内地内における国道17号と県道蓮田鴻巣線の交差点、この2つの交差点には右折帯がないため、朝夕を中心に交通渋滞を引き起こす事態となっています。以前、県警の御協力で信号機の点灯時間の調整をしていただき少しは改善したものの、依然として渋滞は続いています。
特に、県道さいたま鴻巣線は北里大学メディカルセンターへの救急搬送で必ず使用される道路であり、激しい交通渋滞は救急車両の通行の妨げになるおそれがあることからも、一刻も早い右折帯の設置が地元の熱い要望であります。今後の整備見通しをお伺いします。
次に、2つ目であります。都市計画道路南大通り線の延伸についてです。
この道路は、北本市山中地内の国道17号地点で行き止まりとなっており、周辺の県道では朝夕を中心に交通渋滞を引き起こす事態となっています。加えて昨年10月、圏央道の桶川北本インターチェンジ、白岡菖蒲インターチェンジ間が開通後、周辺の道路では交通量が確実に増加しています。東部への延伸が実現すれば、北本市を東西に結ぶ初めての幹線道路が誕生し、渋滞の緩和や開設されたばかりの圏央道桶川加納インターチェンジへのアクセス道路ともなり得ます。
県央地域の交通の円滑化や災害時の輸送道路としての機能確保といった観点からも、一日も早い延伸を求める声が地元では日増しに高まっております。今後の延伸の見通しをお伺いいたします。
A 浅井義明 県土整備部長
まず、県道交差点の改良についてのうち、県道さいたま鴻巣線のメディカルセンター入口交差点についてでございます。
この交差点は、県道と北本市道とのT字交差点で、県道に右折帯が未設置でございます。
北本市内の県道さいたま鴻巣線は、国により整備が進められている上尾道路Ⅱ期区間と並行する位置にあることから、この上尾道路のⅡ期区間の整備により交通の流れが大きく変わることが予想されます。
このため、御質問の交差点の渋滞状況や上尾道路の整備状況などを見ながら、今後の対策について検討してまいります。
次に、宮内地内の国道17号と県道蓮田鴻巣線の宮内交差点についてでございます。
この交差点は、県道と国道17号及び北本市道が交差し、県道に右折帯が未設置でございます。
これまで、交通渋滞の緩和に向けて、県警が宮内差点及び隣接する交差点の信号機調整を2回行い、一定の効果が認められましたが渋滞の解消には至りませんでした。
このため、県といたしましても、この交差点の交通量の調査などを行い、関係機関とも連携しながら右折帯の設置について検討してまいります。
次に、都市計画道路南大通線の延伸についてでございます。
南大通線は、北本市内の上尾道路と国道17号を結ぶ延長約3.2キロメートルの都市計画道路で、平成17年度までに上尾道路との交差部を除く全区間が4車線で開通しております。
北本市や周辺地域では、圏央道や上尾道路Ⅰ期区間が開通し、現在、国により上尾道路Ⅱ期区間の整備が進められております。
また、県でも圏央道開通に合わせて、アクセス道路となる県道川越栗橋線の4車線化や県道東松山桶川線の鉄道立体交差の整備を行ってまいりました。
南大通線の延伸につきましては、圏央道や上尾道路の開通などにより交通利便性が向上したことから、今後の交通状況や土地利用動向を踏まえながら、北本市とともに効果的な整備の在り方について検討してまいります。
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