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掲載日:2022年8月18日
Q 小川真一郎議員(自民)
オリンピック・パラリンピック競技大会、FIFAワールドカップに次ぐ世界最大級のスポーツイベントであるラグビーワールドカップの日本開催まで3年を切りました。昨年のイングランド大会では、日本代表が初戦で、優勝候補の一角である南アフリカ代表に激闘の末、最後の最後に大逆転して勝利を挙げるなど、世界を驚かすような活躍をいたしました。私自身もこの南アフリカ戦を現地ブライトンのスタジアムで観戦し、歴史的な瞬間に立ち会うという幸運に恵まれました。開催国イングランド以外の国同士の対戦でしたが、試合後には満員の観客が両国の健闘をたたえ合い、地元ブライトンの町なかでは、日本の歴史的勝利を祝う歓声が響き、その盛り上がりにも非常に感動いたしました。
このように、ラグビーワールドカップはラグビー世界一を目指して数々の名勝負が繰り広げられ、そういった試合の歓声を楽しみに、世界中の各地から数多くの方々が開催都市に集まってくる世界的なビッグイベントでございます。このような大会が県内熊谷市で開催されるわけですから、私は、今から3年後をとても待ち遠しく、楽しみに思っております。
一方で、不安な気持ちも少し感じております。昨年は、日本代表チームの活躍や五郎丸選手の人気もあり、一気に日本でラグビー人気が高まりました。しかし、今年はオリンピックイヤーということもあり、テレビや新聞のスポーツコーナーでもラグビーの話題がかなり少ない気がしております。熊谷ラグビー場においても、昨年12月に行われたトップリーグの試合では、入場者数が過去3番目に多い1万人を超える盛り上がりを見せました。しかし、今年の10月に2日間行われたトップリーグの試合では、入場者数は昨年の半分以下の平均4,000人とのことでございます。
そこで、3年後に迫る大会において3万人の熊谷ラグビー場を満員の観客で埋めるとともに、大会後も熊谷ラグビー場が多くのラグビーファンでにぎわうようにするために、今後どのような取組を行って県内ラグビーを盛り上げていく考えなのか、県民生活部長にお伺いします。
A 稲葉尚子 県民生活部長
4年に一度開催されるラグビーワールドカップで、過去7回出場して1勝しかできなかった日本代表が、昨年のイングランド大会では3勝1敗と大活躍し、日本中が大いに盛り上がりました。
このブームを一時的なものに終わらせず、大会本番や、大会後も継続して熊谷ラグビー場で多くの方に観戦していただくためには、熊谷ラグビー場をもっと身近に感じてもらう機会を増やす必要があります。
埼玉県ラグビー協会特別会員のパナソニックワイルドナイツには、熊谷ラグビーで昨年はトップリーグ1試合、今年は2試合行っていただきましたが、来年は大幅に試合数を増やしていただけるよう働きかけてまいります。
また、今後、ラグビーワールドカップのPRイベントなどで、チームや選手の魅力を積極的に紹介することによりファンになっていただき、熊谷ラグビー場にできるだけ多く足を運んでいただく取組をしてまいります。
ラグビーの普及につきましては、埼玉県ラグビー協会と協力しながら、子供たちがラグビーの試合を見たいと思うきっかけとなるように、タグラグビーの県内全小学校への普及に向けた取組を行っております。
タグラグビーは、腰に紐のようなタグを付け、そのタグを取られると止まってパスをしなければなりません。
タックルなどぶつかることは禁止で、怪我の危険性が低い、1チーム4、5人で行うラグビーに似たゲームです。
希望校で行っているタグラグビー出前授業には、リオ・オリンピックの女子7人制ラグビー日本代表13人中8人を輩出したアルカスクイーン熊谷の選手やスタッフに積極的に参加していただいております。
また、小中学生が学校やチームの枠を超えてラグビーを楽しめる場として、熊谷市の立正大学や狭山市のセコムラグビー部に御協力いただき、県内2か所で放課後ラグビー教室を行っております。
今後、教室数を現在の2か所から4か所程度に増やせるよう、県内のラグビー部のある大学に働きかけてまいります。
来年秋には、熊谷ラグビー場で行われるラグビーワールドカップの試合日程や対戦カードが決まり、その後、チケットやボランティアに関する情報が順次発表される見込みでございます。
対戦カードが決まりましたら、熊谷での試合を楽しみにしていただくため、対戦チームや注目選手の情報をはじめ、各国の食文化や生活習慣など様々な情報を発信し、大会の開催気運を高めてまいります。
今後とも熊谷市や埼玉県ラグビー協会などと連携し、県内のラグビーをしっかり盛り上げてまいります。
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