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掲載日:2022年12月20日
Q 宇田川幸夫議員(自民)
私の地元八潮市では東京葛西用水が市内の中心部を流れ、草加市の行政界から足立区の行政界まで延長4.0キロメートル、上流区間では桜並木があり、市民に親しまれています。東京葛西用水の大もとの葛西用水は慶長年間に工事が始まり、その後、羽生市の本川俣に利根川からの取水口が設けられ、大落古利根川に接続する延長25キロメートルの水路が開削されました。大落古利根川をはさんで逆川用水分水から下流については、明治に入り現在の東京葛西用水に改称され、現在に至っております。昭和に入ると農地の減少により東京都分における農業用水としての役割は減少し、埼玉県分のみとなりましたが、埼玉県分においてもその後の高度経済成長を経て水田が減少し、役割は薄れています。
しかしながら、地域にとっては貴重な水辺空間となっており、平成20年度から川の再生事業により親水護岸の整備を行ってきました。歩いてみますと越谷・草加地域においては親水性が高められ、市民の憩いの場として活用されています。足立区に入ると更に親水性が高められ、水と緑のオアシスが整備されています。しかしながら、八潮市の上流、下流は整備されているにもかかわらず、八潮市内は現時点でも未整備区間が残っております。川の再生事業が終了し、県内でも未整備区間が残っていることを懸念しております。
そこで、東京葛西用水の親水化について今後どのように取り組んでいくのか、農林部長にお伺いいたします。
A 河村 仁 農林部長
越谷市、草加市、八潮市の3市を流れる東京葛西用水につきましては、都市部における貴重な水辺空間として、地域の方々の憩いの場になっています。
このため、県では平成20年度から実施の「水辺再生100プラン」や、平成24年度から実施の「川のまるごと再生プロジェクト」により、親水護岸や遊歩道、広場などの拠点施設の整備を支援してまいりました。
議員の地元の八潮市につきましては、平成20年度から27年度にかけて延長4kmのうち市が事業実施主体となり1.3kmの親水護岸整備を実施いたしました。
さらに、県では冬期における通水の調整を行い、東京葛西用水における清流の復活を支援してまいりました。
親水化の整備の内容については、県、市及び地元自治会などから構成されるワーキングチームにおいて決めており、今後とも市や地元の要望を伺い、東京葛西用水の親水化につきまして調整を進めてまいります。
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