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掲載日:2022年8月18日
Q 井上将勝議員(民進・無所属)
先日、来年1月5日に外来診療が始まる県立小児医療センター新病院の内覧会に参加をいたしました。小児集中治療室の新設や内視鏡手術室の増設、ハイブリッド手術室の新設など、成長・発達を続ける小児の身体への負担を最小限に抑える最新医療設備を導入し、そして何より、気分が明るくなりそうな病室や病院の怖さを緩和するホスピタルアート、入院児童や家族の負担を軽減するドナルド・マクドナルド・ハウスさいたまなど、入院患者の生活の質、QOLを高める様々な工夫が施されていました。長期入院している子供たちをはじめ、病院に関わる子供たちが、その病院内で笑顔で過ごせるようにすることは非常に大切なことです。
現在、県立小児医療センターでは、ホスピタル・クラウン、セラピードッグ、ストリングラフィコンサート、糸を張って鳴らすやつですね、様々な院内ボランティアの方々が活動をされています。現在のボランティア活動状況を大変高く評価しておりますが、より充実したものにするために、もっと積極的にボランティアの募集を行うべきではないでしょうか。
先日、少子・高齢福祉社会対策特別委員会の視察で沖縄県立南部医療センター・こども医療センターを訪問いたしました。そのセンターでは療育支援部というセクションを作り、ボランティアの受入れや地域の人々との交流を深める合同イベントの実施を調整するなど、ボランティアや地域の方々との連携がうまくいっていると伺いました。本県の小児医療センターにおいても、ボランティアの方々や地域の方々との連携を深める体制を整備すべきではないでしょうか。
病院でボランティア活動を行いたいと考えている方々は、思った以上にたくさんいらっしゃいますが、どこに何を相談すればよいのか分からない方が多く、例えばほかの病院では、病院のホームページでボランティア募集をしておりますが、本県の小児医療センターには、現状ございません。また、病院周辺のボランティア活動を望んでいる企業への情報提供など、他部局とも連携して積極的にすべきと考えます。
さらに、病院周辺で行われるお祭りや各種イベント、例えばツール・ド・フランスさいたまクリテリウムなどのイベントと連携して、選手の病院訪問などを実現できれば、入院児童は喜ぶでしょう。新たにできたこの新病院が、より地域の方々に愛される病院になるように、ボランティア、地域住民、地域イベント、そして企業の皆さんと小児医療センターが連携を深め、常に情報交換ができるように病院内の体制を整備すべきと考えますが、病院事業管理者の御所見をお伺いをいたします。
A 名和 肇 病院事業管理者
小児医療センターでは、多くのボランティアの皆様が患者・ご家族への外来案内や入院生活での支援にご協力くださっています。
現在でも、11団体、70名を超えるボランティアの方々が院内で活動されております。
例えば、入院生活での支援では、おもちゃの貸出し、本の読み聞かせ、青い目のサンタさんの来訪など、患者やそのご家族に癒しと笑顔を与えてくれています。
新病院では建物周辺の美化援助やイベントの応援スタッフのほかボランティアの活動分野が増え、さらにボランティアを充実する必要があります。
今回開始された「ドナルド・マクドナルド・ハウス さいたま」での、ボランティアセンターへの登録やホームページへの掲載などによりまして約260名のボランティアの応募がありました。
そのようなことから、募集方法などを参考にしたいと思います。
また、ドナルド・マクドナルド・ハウスでは親善大使のドナルド君やスポーツ選手など多くの方々がハウス訪問などの活動を行っていると聞いておりますので、積極的に連携を図ってまいります。
なお、地域や企業の方々のボランティアにつきましては、これまでも大宮アルディージャの選手による訪問や地元企業による紙すきイベントの実施などを行っていただいておりますので、新病院ではさらに幅広く連携を図ってまいります。
今後は、全国的な先行事例などを参考に、ボランティアの方々の募集やスケジュール、業務内容などの活動の調整、地域との連携などをさらに進めるよう院内体制を整備してまいります。
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