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掲載日:2022年12月20日
Q 宇田川幸夫議員(自民)
今、自由民主党埼玉県議団では、新大宮上尾道路、本庄道路、東埼玉道路のこの3路線を重点道路として位置付けております。東埼玉道路は、埼玉県八潮市外環道を起点に埼玉県春日部市国道16号に至る延長約17.6キロメートルの地域高規格道路で、東北自動車道や常磐自動車道などの高規格幹線道路を補完するとともに、国道4号の交通混雑の緩和や東埼玉道路沿線の開発事業を支援する幹線道路です。東埼玉道路は、事業効果を数値化する費用便益B/Cが4.9と試算され、これからの沿線開発には大きな可能性があります。
地方自治体は経営的視点で行政運営をすべきであり、投資と効果をより具体化していかなければなりません。東埼玉道路の沿線を南から見ていきますと、ディズニーランド以上の集客力を誇る越谷レイクタウン、東埼玉テクノポリス工業団地、そしてイオンモール春日部と核となる施設が幾つも点在していることが確認されます。
そこで、経済効果として期待されるのは、私の地元八潮市をはじめとした市町が東埼玉道路上の活用を想定し、検討を進めている東京8号線の延伸であります。今年4月の交通政策審議会答申では、押上から野田市を結ぶ路線として位置付けられました。都心との直結は計り知れない効果があります。また、高規格道路の計画もあるわけです。今後、人口減少が危惧される中、まち・ひと・しごと創生法が制定され、県南東部地域でも人の流れを呼び込み、地域を元気にすることが強く求められているところです。
そこで、2点質問させていただきます。
東埼玉道路と外環自動車道の交差部である場所に、東日本高速道路株式会社が(仮称)外環八潮パーキングエリアの開設を予定しております。地元八潮市では、パーキングのエリアの整備に合わせてスマートインターチェンジの整備を検討しております。
そこで、埼玉県として八潮市に対してどのように支援していくのか、県土整備部長にお伺いいたします。
また、8号線の県内延伸について、平成12年の運輸政策審議会答申に位置付けられ、今般の交通政策審議会答申でもその必要性が国に認められ、再度位置付けられております。県として、8号線延伸の具体化に向けてどのように取り組んでいくのか、企画財政部長の御所見を伺います。
A 浅井義明 県土整備部長
八潮市が検討しているスマートインターチェンジへの支援についてお答えを申し上げます。
東日本高速道路株式会社では、東京外環自動車道と東埼玉道路が交差する箇所に高速道路利用者のためのパーキングエリアの整備を計画しております。
また、地元八潮市では、利便性の向上や地域の活性化等を目的として、このパーキングエリアに接続するスマートインターチェンジの整備を検討しております。
スマートインターチェンジは、地元自治体が設置の意思を表明し、関係機関と協議しながら実施計画を作成した上で、国や高速道路会社と連携して整備を行うものでございます。
県といたしましては、地元八潮市の意思を尊重し、まずはパーキングエリア整備の進捗状況を見極め、上里スマートインターチェンジなどの整備に際しての経験を生かして、市に対して技術的な助言や関係機関との調整などの支援に努めてまいります。
A 中原健一 企画財政部長
8号線延伸の具体化に向けた取組についてお答えを申し上げます。
地下鉄8号線の延伸については、県としては、県東部地域の都心部へのアクセス強化や、既設のつくばエクスプレス線などの混雑緩和といった効果を期待されるものとして、国に対して必要性を訴えてまいりました。
本年4月の国の交通政策審議会答申において、8号線については押上から県内区間を通って野田市に至る延伸が位置付けられたところでございます。
答申では、費用対効果や採算性といった事業性の確保が課題であり、関係地方公共団体等が協調して沿線開発の取組等をまず進めることが求められております。
県では答申を踏まえ、本年8月に沿線市町と会議を開催し、事業性に課題があるとされた要因の分析やまちづくりの主体となる沿線各市町の取組状況の確認を行いました。
今後、事業性を確保するにはどのようなまちづくりが必要となるか、改めて検討することとしております。
県としましては、沿線市町と連携して8号線の延伸の具体化に向けて引き続き取り組んでまいります。
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