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掲載日:2018年7月13日

平成30年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(諸井真英議員)

彩のきずなのブランド戦略について

Q   諸井真英議員(自民)

日本穀物検定協会主催の2017年産米の食味ランキングで、彩のきずなが県産米としては26年ぶりに最高評価である特Aを獲得したことは、県内の米生産農家に大きな希望をもたらしました。病害虫や夏の高温にも強く、食味もいいとお墨付きを得たことで、今後ますますの生産拡大が期待されるところです。作付面積においては年々拡大傾向だとのことですが、平成29年産において、彩のきずなの県産米に占める割合はまだ10.8%と、まだまだ拡大の余地があると考えております。
そこで、30年産において、生産量、作付面積はどのくらい増えるのか、作付けを希望する農家にはしっかり種子の供給はできたのか、最終的にどのくらいのシェアにすることを考えているのかについて、農林部長にお伺いをいたします。
そして、埼玉県のプレミアムブランドとして育てるにはどうしたらよいのか。本県は、いいものがあっても、それを県外にPRすること、高く売ること、いわゆるブランディングがいつも下手くそであります。
そこで、ネット販売の現状を確認してみました。彩のきずなは10キロ3,800円くらいで販売しており、魚沼産コシヒカリが10キロ6,000円から8,000円、前回、特Aを獲得した青森県の青天の霹靂が6,000円強と比較しても破格に安くなっており、ブランド米というには安過ぎる価格で販売をされているのが現状です。せっかく食味ランキングで特Aを取っても、激安で販売されれば価値は下がり、農家が収入を上げるため収量を上げようとすれば品質が落ち、食味特Aは台無しになってしまいます。生産調整がなくなる今こそ、ブランド米として農家が安定した収入を得られるようにすることこそが、県の仕事ではないでしょうか。県として、特A米にふさわしい価格に改めるよう努力しないのか、どう改善していくのか、農林部長にお伺いをいたします。
酪農や畑作が盛んな北海道は、もともと米作りには適さないと言われていましたけれども、現在では、ゆめぴりかという高値安定のブランド米を有しており、作付面積、収穫量ともに、現在は新潟県に次いで全国二位になりました。実際に北海道に行きますと、新聞やテレビなどのメディアはもちろん、駅や公共施設などいろいろなところでPRを行い、また、道民も他県の米を買う必要はないということで、道産米だけを食べる道民がほとんどであります。道内のスーパーでは、道産米以外はほとんど置いておらず、道民自身がブランド米を支えています。
しかし、埼玉県では状況が全く違います。県民は、県産米の名前も知らず、他県の米を高く買い、県産米の消費は伸びず、値段が安くなっております。ですので、ここが県の頑張りどころではないかと思います。そこで、県農協中央会やメディアと連携して積極的なPRと県民に県産米を食べてもらう努力、これが必要と考えますが、どういうふうに対応していくのか、農林部長にお伺いをいたします。
また、今まで県が力を入れてきた彩のかがやきについては、今後どうするんでしょうか。彩のかがやきはその役目を終えて、彩のきずなに代わっていくのでしょうか。県産ブランド米として何をどう位置付けて、どのように需要を拡大するのか、併せてお伺いをいたします。

A   篠崎   豊   農林部長

彩のきずなの生産量、作付面積の増加見込みと、作付希望農家への対応、最終的な シェアに対する考え方についてでございます。
「彩のきずな」が「特A」評価を獲得したことで、生産者から平成30年産に「彩のきずなを作りたい」という要望が増えたことから、関係団体とともに緊急的に種子を確保し、希望者には種子が行き渡るよう対応いたしました。
その結果、平成30年産では前年産に比べ600ヘクタール増の約4,000ヘクタールの作付が見込まれ、生産量は2万トンを超えることとなります。
これは、「コシヒカリ」、「彩のかがやき」に続くもので、県水稲作付面積の12.7%を占めることとなります。
最終的な作付シェアについては、現時点では明確な目標はございませんが、今後「彩のきずな」の栽培特性が生かせる地域を中心に作付拡大を   図ってまいります。
次に、特A米にふさわしい価格に改めるよう、どう改善するのかに   ついてでございます。
今回、本県産米として26年ぶりに「特A」評価を獲得したことで大きな反響があり、多くのマスコミにも取り上げていただきました。
消費者の方々からは、「どこで売っているのか」という声が県庁にも  寄せられ、一部の農産物直売所では売り切れとなっております。
今後とも、特A米にふさわしい食味を確保するため、県内各地で開催している栽培講習会や、生育段階に応じた栽培管理に関する技術情報の提供などを行ってまいります。
こうしたことを通じて「彩のきずなを食べたい・扱いたい」という消費者や実需者の期待に応えていくことが、結果的に 販売価格に反映され、生産者の所得向上にも結び付くものと考えております。
次に、積極的なPRと県民に県産米を食べてもらう努力が必要と考えるが、どのように行うのかについてでございます。
本県は731万県民を擁し、県内に多くの消費者がいるという強みを持っております。
この「本県の強み」を生かし、「彩のきずな」を多くの県民の方々に  食べていただき、消費拡大を図っていくことが重要と考えております。
29年産は農協の直売所などを中心に販売しておりましたが、30年産は農業団体と連携し、県内の量販店での販売も行うなど、県民が身近で「彩のきずな」を購入できるようにしてまいります。
また、今回の「特A」獲得をきっかけに継続的な取材があるなど、マスコミの関心も高まっていることから、一層の情報発信に努めるとともに、販売店での新米キャンペーンなどに取り組んでまいります。
最後に、彩のかがやきの県産ブランド米としての位置づけと需要拡大についてでございます。
「彩のかがやき」は、県水稲作付面積の約30%を占める本県を代表するブランド米となっております。
量販店でも年間を通じて「彩のかがやき」の銘柄で販売されており、ファンの消費者もいらっしゃいます。
「彩のかがやき」は、晩生(おくて)の品種でさっぱりした味わいのお米です。
一方、「彩のきずな」は中生(なかて)品種で、もっちりとした食感と旨さを持ったお米で、それぞれ違った特徴がございます。
県といたしましては、「彩のかがやき」「彩のきずな」、それぞれの特徴を生かし需要の拡大を図ってまいります。

再Q   諸井真英議員(自民)

彩のきずなのブランディングについてなんですけれども、まず最初に申し上げたいんですけれども、激安のブランド米というのは存在をしません。ブランドというからには、それなりの価値を認めてもらわなければいけないんですけれども、確かに価格というのは、これは誰が決めるのかといえば、消費者が決めるわけです。要するに、要らないもの、欲しくないものは安くなるし、みんなが欲しいと思えば高くなる。そういうわけでありますけれども、知らないもの、全然存在が分からないものとか、そういうものはみんな欲しがらないわけでありますので、まずそこでPRというのが重要です。
埼玉県の問題で私が感じているのは、県民に県産米を食べてもらうと、こういうシンプルなことができていないというふうに思っています。農林部長は今、消費者が、埼玉県民は多いんだ、それが強みなんだと、強みを生かしてとかと言っていたんですが、その強みが生かされてません。
何で私、先ほど北海道のゆめぴりかの話をしたのかというふうに申しますと、私は北海道の農業の仕事をやっていたこともあるんですけれども、北海道以外で北海道米を一番食べているのは埼玉県民なんです。断トツに食べています。例えばゆめぴりかの話で言えば、北海道の人が十三万トンぐらいゆめぴりかを食べている。北海道以外だと、断トツで一位が埼玉県民、六万七、八千トン食べているはずです。東京とか神奈川とか、関東甲信越八県ありますけれども、八県全部足しても四万トンぐらいしか食べていないのに、埼玉県民だけが六万トン以上食べているんです。ということは、これは埼玉県民は埼玉県産米を食べないで、ほかの米、これはゆめぴりかだけの話ですけれども、ほかのお米を食べているというのが現状なので、これはやはり県とか中央農協とかの不作為というか、努力不足ではないかなと私は思っております。
ですから、結果的に人気が出てくれば価格に反映するとか、そういうのんきなことをおっしゃっていましたけれども、そうではなくて、特Aをとった翌年に五キロ千幾らとかそういう安値で今ネットで売られているわけですから、まず安売りをやめさせて、そして県内の学校とか病院とか警察とか自衛隊とか、そういう公的機関をはじめとして、それからスーパーとか、あるいは外食チェーンとかと組むとかそういうことをやって、県民に県産米がある、そして県民に県産米を多く食べさせるという努力を具体的にやってください。
ちなみに、埼玉県の自衛隊では、ゆめぴりかを食べております。

再A   篠崎   豊   農林部長

本県の年間の米消費量は約45万トンでございます。これに対し、本県で生産されている米が約15万トンでございます。
確かに、県民全体を賄う状態ではない、というのが実態でございます。
ちなみに北海道を申し上げますと、北海道全体の消費量が約33万トンで、北海道全体の生産量が約60万トンでございます。
県としても、まだまだこれから県民の方々の胃袋を満たす余裕がありますので、農業団体と連携して、知っていただいて、食べていただくよう、PR等進めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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