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掲載日:2023年5月2日

平成30年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(齊藤邦明議員)

後ろ向き駐車の推進について

Q   齊藤邦明議員(自民)

旅行で富山市を訪れました。経済性を重んじる我が夫婦は、町なかを散策する際、安価な提携駐車場を探します。ほどなく大きな立体駐車場を見つけ向かったのですが、中に入って驚きました。駐車スペースに余裕があったのにも関わらず、施設入り口近くから順に間をあけずに停められている富山ナンバーの車、どの階に行っても整然と駐車されており、衝撃を受けました。
過日、地元警察署に伺った際、署長さんと懇談する中で、地域の交通事故についての話を聞きました。その中で、この地域では前向き駐車をされている方が多く、それが事故件数の減らない要因なのかもしれないとおっしゃっていました。ちなみに、私も前向き駐車派でしたが、我々の駐車の仕方に地域性があるとは思ってもみませんでした。
なぜ前向き駐車は危ないのか。駐車場では基本的にバックするのだから、先か後かの違いだけで一緒ではないかと思っていました。しかし、後ろ向き駐車で停める場合は、前方からなどの見やすい位置から安全確認をした場所にバックで車を移動することになります。
一方、前向き駐車から出る場合は、そもそも発進時に死角が多いのですが、後方の安全確認に時間がかかり、状況変化のリスクが高まる点が危険視されているのです。実際、車両事故の半数近くは駐車場で起きており、中でもバック時の追突事故が圧倒的に多いと聞きます。そのため、教習所では前向き駐車の危険性を教えているし、タクシーの運転手は前向き駐車を避けているのです。
主観ですが、前向き駐車を避けている方は慎重な性格で、安全運転を心掛けている傾向にあります。私のような前向き派はせっかちで運転を過信している傾向にあります。後ろ向き駐車は駐車時に時間がかかるので、時間に余裕をもって行動しなくてはなりません。つまり、0102運動と同様に、心にゆとりを持たせ、視界を良好にすることが交通事故防止につながるのではないでしょうか。
しかし、排気ガスの関係などから、前向き駐車をお願いしている施設も少なくありません。もちろん近隣住民への配慮は大切ですが、交通事故のリスクを下げることはさらに重要です。県民の皆さんに安全運転を習慣付けていただくためにも、県有施設の駐車場から後ろ向き駐車を推進してみてはいかがでしょうか。総務部長の御所見をお聞かせ願います。

A   高柳三郎   総務部長

議員御指摘のとおり、後ろ向きで駐車をする場合は、概ねその駐車したい区画の安全を確認いたします。
また、この場合、駐車区画から出る際の安全確認も容易に行うことができます。
一方、前向きで駐車区画に駐車していて、後退で車路に出る場合は、後方だけでなく、前方も確認しなければならないなど、より多くの場所の安全を確認しなければなりません。
自動車を運転しての後退時は死角も多く、駐車区画から車路に出る際は、前向きで駐車した方が、より時間がかかります。
特に駐車場内が混雑している際は、車路への後退発進により、他の車の円滑な駐車を阻害することにもなります。
県有施設の駐車場の形態を見ると、区画や周辺環境により、さまざまとなってございます。
例えば、県庁の構内駐車場では、進行方向に対して直角ではなく、斜めになっている駐車区画があります。
この場合は、前向き駐車の方が安全かつ容易に入出することができます。
また、所沢地方庁舎や本庄地方庁舎などでは、植栽保護の観点から前向き駐車を推奨している区画もございます。
こうしたことから、まずは県庁駐車場のうち、駐車場の出入口付近の後ろ向き駐車の方が、より効果的と考えられる場所について、なるべく後ろ向きで駐車するよう推奨してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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