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掲載日:2018年7月13日

平成30年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(吉良英敏議員)

英語必修化について

Q   吉良英敏議員(自民)

「This is a pen」、私たちの世代は、中学校1年生のときに、このフレーズから始まるカリキュラムでした。数年前、私がホームステイでお世話になっているときのことでした。現地のホストファミリー同士が何やら話をしています。隣にいた通訳さんが、そっと私に通訳をしてくれました。「ミスター吉良は、何を聞いてもイエスと答える。やたらと英語をしゃべろうとするが、全く会話は聞き取れていない」、まずもって私の能力不足でありますが、特にリスニングで苦労しているのがこれまでの日本の英語教育であるように思います。
今回、学習指導要領の改訂で、平成32年から小学校3年生、4年生で外国語活動の時間が導入され、5年生、6年生で英語が教科化されます。実りある授業であることを祈ります。
そこで、質問をいたします。
まず、誰が教えることになるのか。しっかりとした発音、リスニングできるようになる環境になっているのか、心配なのでお聞きします。
次に、先生の負担が懸念されますが、これが大丈夫でしょうか。これも心配なのでお聞きします。
最後に、子供の負担とその対策は大丈夫なのかお聞きします。
以前、私は地元の先生に聞きました。「先生、英語を必修化するって、どこの授業を削るんですか」、そう聞くと、「大丈夫、どこも削りません」と言うんです。今回の英語の必修化は、どこかほかの授業を削るものではありません。しかし、これは同時に、子供に更なる負担をかけることでもあります。
御承知のとおり、現代の子供は忙しいです。昨年のリクルートの千人を対象にした習い事ランキング、何が人気だと思いますか。1番は水泳、2番は英語、3番はピアノ。習い事をしている子供の27.7%、3割近くが英語の塾に行っています。
先日、私の5歳の娘が絵を描いていました。「何を描いているんだい」と聞くと、娘は「時間を食べる怪獣を描いている」と言いました。子供の想像力は非常に豊かであります。しかしながら、と同時に、この子供たちの自由な時間を食べているのは、私たち大人ではないかと不安を覚えました。子供たちに新たな時間を強要するのであれば、例えば自然であるとか、あるいは美意識であるとか、そういったしっかりとフォローするバランスのとれた環境づくりが必要だと考えますが、今回そのような対策などはあるのでしょうか。
以上、英語の必修化について四点、教育長に伺います。

A   小松弥生   教育長

まず、「誰が教えることになるのかについて」でございます。
小学校の英語は学級担任や英語専科教員などが指導することとなります。
正確な発音やリスニングの環境づくりは大切でありますので、市町村では、ALTや英語が堪能な地域の人材を活用しております。
また、県では、文部科学省から配布されたデジタル教材の活用を促し、ネイティブの発音が学べるように支援をしております。
さらに、県としては英語の指導ができる教員を育成するために、平成30年度から2年間で約1,400人の教員を対象に英語の研修事業を行い、指導力の養成を図ってまいります。
次に、「先生の負担が懸念されるが大丈夫なのか」についてでございます。
小学校英語の教科化に伴い、授業時数が増加するとともに、小学校3、4年生においても、英語指導を行うことになりますので、教員の負担が増えることになります。
中学校と同じような教科担任制を取り入れるなどして、教員の負担軽減につながるよう市町村教育委員会へ働きかけてまいります。
また、県のホームページに、小学校英語教育での先進的な事例や優れた教材を集めた「英語教材バンク」を開設することで、教員がいつでもダウンロードして英語の指導で活用できるようにしてまいります。
次に、「子供への負担は大丈夫なのか」、また、「バランスのとれた環境づくりが必要だと考えるが、その対策などはあるのか」についてでございます。
先ほどお話させていただいたとおり、授業時数の増加に伴う子供の負担はあるものと考えられます。
そこで、授業時数が増加しても下校時刻が遅くならないよう、清掃や朝の活動などについての時間割の工夫を県として示してまいります。
また、子供たちにとって楽しく意欲的に学べる英語の授業となるよう、主体的・対話的な学びのある授業の充実に取り組んでまいります。
議員御指摘のとおり、自然と触れ合うことや、美意識を涵養するようなことも重要でございますので、今後とも体験活動などの指導の充実を図り、子供たちに豊かな感性を育むよう市町村教育委員会と連携を図ってまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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