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掲載日:2023年5月2日

平成30年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(山根史子議員)

BMX・スケートボードパークの設置について

Q   山根史子議員(立憲・国民・無所属)

1960年代にアメリカで誕生したBMXやスケートボードは、手軽さとファッション性からストリートスポーツとして広く若者に浸透してきました。ストリートスポーツは、そのイメージからまちなかで遊ぶものと思われがちでありますが、競技としての歴史も古く、基本的にはパークと言われる人工のセクション、障害物を配置した競技場で様々なテクニックを駆使して攻略するれっきとしたスポーツであります。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックでは、BMXフリースタイルパークとスケートボードが正式種目となり、注目を集めているところでもございます。
一方、ストリートスポーツが徐々に若者の間に普及していくにつれて、問題が発生したのも事実です。スケートボードで言うならば、まちの中の手すりや段差、一般の公園施設で遊ぶことで破損や騒音を引き起こし、地域住民とのトラブルに発展することもしばしばあったと聞いております。しかし、現在ではマナーの向上も見られ、またスポーツとして楽しむ愛好者が増えており、専用のパーク設置を望む声が多く聞かれます。
そこで、質問です。県内にはBMXスケートボードパークがそれぞれ数か所あるとのことでございますが、まだまだ少なく、オリンピック競技を支える環境として整っているとは決して言えない状況にあると思います。BMX女子ワールドシリーズで日本人初の優勝を飾った大池水杜選手や、埼玉県内でも富士見市在住の小学校五年生の杉尾咲空選手が全日本選手権で優勝を経験されるなど、BMXスケートボードとともにオリンピックでメダルを狙える若い選手が育っています。是非、この機会に埼玉県にも世界規模の大会が行えるようなパークを設置していただきたいと思いますが、県民生活部長の御所見をお伺いいたします。
また、パークを設置するに当たっての課題は、まずどこに設置するか、その用地の問題と近隣住民への騒音などの問題であると考えます。企業局が昨年度整備した杉戸屏風深輪産業団地では、調整池を利用して団地内にスケートボードパークを設置したとお聞きしました。産業団地内であれば、騒音などの問題が発生する確率も低く、多くの産業団地はインターに近い場所に整備されていることを考えれば、パーク利用者にとっても利便性が高いと思われます。
県では、圏央道開通という追い風を生かし、計画的に産業団地を整備していくとのことでございますが、その際には市町村と連携し、産業団地内にBMX・スケートボードパーク設置のための環境を整えた上で、その推進をしていただきたいと考えますが、公営企業管理者の御所見をお伺いいたします。

A   矢嶋行雄   県民生活部長

議員御指摘の通り、自転車競技でありますBMXフリースタイル・パークとスケートボードは、東京2020オリンピックで初めて正式種目となった都市型スポーツでございます。
いずれの競技も躍動感やスピード感に溢れ、またエンターテインメント性にも優れておりますことから、若者を中心に大変な人気を博しております。
県内では、公営、民営合わせてBMXフリースタイル・パークの施設は7か所、スケートボードの施設は18か所の設置を確認しております。
しかしながら議員お話の世界規模の大会につきましては、多くの観客を収容する必要から、大規模な公園やアリーナの中に特設コースや観客席を設置して実施されております。
例えば、本年4月に日本で初めて開催されましたワールドシリーズは、旧広島市民球場跡地を会場としており、他の都市型スポーツを含めた3日間の開催で、延べ8万6千人が来場し、大変盛り上がったと伺っております。
世界の檜舞台で活躍することは若者の夢であり、それを見る人に感動を与えます。
今後、オリンピックを契機といたしまして、競技人口の増加や県民の関心の高まりも大いに期待されているところでございます。
本県には、スポーツイベントが開催できる会場が多くありますことから、世界規模の大会が行われる場合には、まずはこれらの既存の施設の活用を検討してまいります。

A   立川吉朗   公営企業管理者

県内の圏央道全線開通をはじめとする交通利便性の向上によりまして、本県への企業の立地ニーズは一層高まっております。 
一方で、こうした旺盛な立地ニーズに対応するための産業団地のストックが、不足している状況でございます。
県では、このような状況を踏まえ、今年度より新たに4地区で事業をスタートするなど、産業団地の整備を積極的かつスピーディーに進めているところでございます。
こうした産業団地の整備は、県が事業主体として造成工事を行い、市町村に地元調整を行っていただく共同事業方式により実施しております。
また、産業団地には雨水を一時的に貯める調整池や公園などの公共施設が必要となり、その施設の維持管理は地元市町村が行うこととなります。
そうしたことから、産業団地に設置いたします公共施設の具体的な整備につきましては、地元市町村の要望に基づき、協議を重ねたうえで行っております。
議員お話の、昨年度に整備いたしました杉戸屏風深輪産業団地では、調整池を利用して、産業団地内にスケートボードパークを整備いたしました。
これは産業団地の整備計画の策定にあたり杉戸町から強い要望があったもので、町には愛好者からスケートボードパークの設置を望む声が多くあったと聞いております。
また、今後整備を進める産業団地につきましても、スケートボードパークの設置について、いくつかの市町村からお話をいただいております。
産業団地における、BMX・スケートボードパークにつきましては、そうした地元市町村の声をしっかり受け止め、条件が整うのであれば、整備してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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