埼玉県議会 県議会

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掲載日:2018年7月13日

平成30年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(柳下礼子議員)

県農業大学校跡地活用について

Q   柳下礼子議員(共産党)

終戦後、農大の前身となる農民道場は、地元農民より土地提供を受け、松林を開墾してスタート、昭和60年に埼玉県農業大学校となりました。こうした歴史からも地元の皆さんに喜ばれる跡地活用とすべきですが、県の考えは先端産業の誘致です。
今回、北側産業用地の立地事業者の募集が実施されています。しかし、既に一昨年4月27日の日経新聞には、IHI、旧石川島播磨重工業が埼玉県鶴ヶ島市に航空機エンジン整備の新工場を建設する方針を固めた。立地予定地は、県が持つ県農業大学跡地の約40ヘクタールの土地、IHIとの交渉は一年以上前から水面下で進めてきた。本日、IHIが応募したとの報道がありました。
そこで質問です。報道されたIHI進出の事実関係、また事業者選定は公募型提案協議とされていますが、その選定状況についてお答えください。
IHIは、日本のジェットエンジン生産の60から70パーセントを担い、防衛省が使用する航空機のほとんどのエンジンの生産を担っている重機メーカーです。日米で共同開発されたF2戦闘機用の新鋭エンジンなど、量産製造しています。県民からは、県が軍需工場を誘致するのかとの声が上がっています。先端産業創造と言えば聞こえは良いが、軍需工場誘致などあってはならないと考えますが、見解を伺います。
さて、地元の跡地活用について、鶴ヶ島市議会では、市民の意向に配慮した埼玉県農業大学校跡地活用の実現を求める決議が上げられ、自然環境の保全と調和のとれた企業誘致をと求めています。住民からは産業用地整備において、貴重な湧き水を守れるのか、新たな遊水地で現状と同じ環境をつくれるのかなど、疑問の声があります。自然環境をどう保全し、創造するのか、以上三点、産業労働部長の答弁を求めます。

A   渡辺 充 産業労働部長

まず、報道されたIHI進出の事実関係や公募型提案競技とされている事業者の選定状況についてでございます。
お話の報道内容は新聞社独自の取材に基づいたものであります。
農大跡地への企業の誘致に当たっては、公募型の企画提案競技を実施しています。
多くの企業に参加していただくため、募集要項公表後、直ちに、1000社を超える全国の先端・次世代産業分野の企業に対し、ダイレクトメールを送付いたしました。
また、東京、大阪、川越の3会場で説明会を開催し、延べ80社、173名に御参加いただきました。
その結果、6月4日から22日までの応募期間内に、2事業者から提案書が提出されたところです。
今後、外部有識者で構成する選定委員会を開催し審査を行いますが、地域経済牽引事業への取組をはじめとする経済活性化への貢献度などを評価し、候補事業者を選定する予定です。
なお、県では、事業者が策定する地域経済牽引事業計画を参考とし、地域再生計画を策定することとしております。
次に、軍需工場を誘致するのかについてでございます。
県では、昨年12月に13市町と共同して埼玉県鶴ヶ島ジャンクション周辺地域基本計画を策定いたしました。
この計画では、第4次産業革命関連分野や先端産業創造プロジェクトの重点5分野などを柱として稼ぐ力を強化していくことを目指しています。
このため、これらの分野の事業を展開する先端・次世代産業を応募条件としたところです。
最後に、自然環境の保全、創造についてでございます。
農大跡地の活用に当たっては、平成22年度に戦略的環境影響評価を実施し、地元や関係団体の方々と意見交換を重ねてまいりました。
その結果、基準を上回る面積の4割以上を緑地などとし、既存の水辺や樹木をできる限り保全する計画としています。
また、湧き水の保全につきましては、継続して水量の調査を行い、造成工事の影響に注意しながら、必要な対策を講じます。
さらに、既存の遊水池は埋め立てることとしておりますが、新たに設ける遊水池につきましては、専門家の意見を聴きながら進めてまいります。
引き続き、地元鶴ヶ島市や関係団体の声を聴き、自然環境に配慮した整備に努めてまいります。

再Q   柳下礼子議員(共産党)

農大跡地に2社が具体的に応募してきたということで、たくさんの中からIHIということなんですけれども、このIHIのホームページを見ますと、私も皆さんの中から軍需工場は持ってくるなというふうなことが言われているんですけれども、日米共同開発されたF2戦闘機用の新鋭エンジン、米国ゼネラル・エレクトリック(GE)社のライセンスよりIHIが契約者として量産していますという、F110ターボファンエンジン、これは防衛省の航空自衛隊ですね。防衛省向けの高バイパス比ターボファンエンジン、こういうものが作られているわけですね。
それから、固定翼哨戒機の機械ですけれども、搭載されて、高バイパス比ターボファンエンジン、防衛省により日本で独自に開発されたエンジンの量産化製造を行っていますと。これも大変危険な、いざというときには戦争のために役立てるということなんですね。ですから、こういうものが来てほしいと地元は望んでいないんです。もともと地元の農家の人たちが土地を提供して開墾して、そして豊かな農大跡地がつくられたわけですから、地元の声をしっかりと聞いて、環境の守られる、そういう跡地利用計画にしていただきたいと思います。

再A   渡辺 充 産業労働部長

仮に民生用に作ったものであっても軍事用に転換されることはあります。
例えば、半導体であっても、半導体がどのような形で使われるか、また、 もっと簡単な例で申し上げますと、化粧品やシャンプーなどを作っている企業であっても、例えばトリエタノールアミンという物質が入っています。
これは、マスタードガスの原材料にもなります。
また、テニスラケットや釣竿を作っている、こういう企業があれば、炭素繊維が入っておりますのでミサイルの部材になります。
あくまでも今回の企業の誘致につきましては、先端・次世代産業分野の企業を募集するということで募集したわけでございます。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

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