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掲載日:2023年5月16日

平成28年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(永瀬秀樹議員)

川口市に警察署の新設を

Q 永瀬秀樹議員(自民

川口市は今後も緩やかな人口増加が見込まれております。特に埼玉高速鉄道沿線となる戸塚安行、新郷、鳩ヶ谷、神根地区においては、交通の便の良さに加えて都市近郊にありながら豊かな緑と水に恵まれた居住空間が存在することから市内における人口増加率が高く、人口増加に伴う治安の悪化も懸念され、地元住民は地区連合町会や市を通じて毎年県や警察本部に要望書を提出するなど、警察署の新設を強く要望しています。
川口市内の平成27年中の治安情勢を見ると、刑法犯認知件数は川口警察署が県下2位、武南警察署が県下16位、110番受理件数は川口警察署が県下1位、武南警察署が県下10位であり、警察官1人当たりの人口負担が全国ワースト1位である埼玉県の中においても、より充実した防犯体制の整備が望まれます。隣接するさいたま市には人口約127万人のところ、7つの警察署が置かれています。全国的に見ても人口が同じ規模の八王子市や姫路市は3つの警察署が置かれており、川口市内に第3の警察署を新設する必要性は高いと考えます。
警察署を新設するためには、所要の人員の確保が必要であることは承知しております。しかし、近年の埼玉県の増員実績と国における増員の考え方からすると、現状のままでは警察署の新設を行うことは非常に難しいと思われます。
そこで質問ですが、何としても警察署を新設していただきたいという点から、それを実現するべく、40番目の警察署を新設することを前提としての増員要求を行うことはできないでしょうか。また、現在の埼玉県警全体の中から新設要員を何とかして捻出し、早期に川口市内に第3の警察署を新設することはできないでしょうか、警察本部長の御所見をお伺いいたします。

A 貴志浩平 警察本部長

まず、警察署の新設を前提とした増員要求についてでございますが、平成28年度は64人の警察官の増員が措置されることとなりました。
県議会からは「警察官の増員に関する意見書」を国に提出していただくなど、多大なる御支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。
増員要求につきましては、警察庁において、全国的に負担が高い業務や新たな治安事象に対して、どれだけ警察力が不足しているかという観点から検討し、予算要求を行っております。
最近は、平成27年度から3年間で地方警察官を3,000人増員する構想の下、平成27年度は全国で1,020人、28年度は994人の増員が図られております。
この2年間の増員は、いずれも特殊詐欺対策、人身安全関連事案対策、及び国際テロ対策の3つの対策を強化するものであります。
このため、平成29年度につきましても、同様の趣旨での増員が見込まれるところであります。
県警察といたしましては、専ら警察署新設のための増員要望は困難であるとしても、引き続き、増員構想の趣旨に沿った本県の窮状を国に訴え、1人でも多くの警察官が措置されるよう努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
次に、早期の警察署新設についてでございますが、川口市北東部への警察署の新設について、地域住民の強い要望があることは十分承知しております。
川口市は、今後も人口の増加が見込まれ、市内2警察署の業務負担や庁舎の狭あい化などから、第3の警察署を新設する必要性は高いものと考えております。
しかしながら、警察署の新設には、必要な人員の確保に加え、用地の取得など、他にも解決すべき課題がございます。
他方で、耐震強度不足の警察署庁舎を優先的に整備する計画が、現在進行中でございます。
警察署の新設につきましては、これらを踏まえつつ、今後の増員状況や県下の治安情勢なども勘案して、引き続き総合的に検討してまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

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