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掲載日:2019年3月12日

平成28年2月定例会 代表質問 質疑質問・答弁全文(小谷野五雄議員)

知事の政治姿勢について 

Q 小谷野五雄議員(自民

私は、常に埼玉経済の動向を気にかけております。それは、やはり経済が良くならなければ、県民生活も良くならないと確信しているからであります。
埼玉県は、近代日本経済の父である渋沢栄一翁を輩出した県でもあります。渋沢翁は、私利を追わず公益を図るという考え、公共への奉仕を生涯にわたって貫き通した偉人であります。「信用は実に資本であって、商売繁盛の根底である」という言葉を残しております。県庁を優れた経営体にすると言ってこられた知事にも、是非ともかみしめていただきたい言葉であります。
埼玉経済界には、巨人渋沢栄一翁に始まり、現代では島村恒俊氏、ヤオコーの川野トモ氏、その御子息の幸夫氏と、そして私の地元のラーメン日高屋の神田正さん、きら星のごとく、すばらしい経済人が数多くいらっしゃいます。これらの偉大なる先達を有する本県の強みとして意識されるべきであり、その経営思想や経営手法に学ぶならば、知事も指摘する本県の強みの下で、埼玉経済は更に発展することは間違いないと思うのであります。
そんな思いがありますから、このたびの知事の提案されたまち・ひと・しごと創生総合戦略は、物足りない気がしてなりません。総合戦略には、「補助」「融資」「誘致」「資源の活用」「連携」「支援」等の言葉が躍りますが、これらの巨星の魂の部分をいかに伝えていくかが弱いのではないでしょうか。
先ほど挙げた埼玉経済の巨星たちを見て思うのは、社員の心を一つにまとめる大変な求心力を持っていたと、あるいは持っているということでありますが、知事の場合はどうでしょうか。トップである知事が、埼玉こそ日本の進路を示すと表明するのであれば、それを受けて、言われなくても職員一人一人が日本の最高の総合戦略を策定しようと意気込み、取り組む。それでこそ、知事の求心力を発揮していると言えるでしょう。
そんなことは中小企業では当たり前なんです。日々、生き残りをかけて闘っており、そうでなければ生き残ってはいけません。トップの意向に我関せず、俺はこっち、俺はあっちとばらばらであっては、あっという間に他社に食われてしまうのであります。
トップの方針に共鳴し、その方針を踏まえ、社員が団結し力を発揮する。そうであってこそ、知事の目指している優れた経営体と言えるでしょう。知事に求心力がなく、県庁自体が優れた経営体と言えない状況であるとすれば、県内の産業の振興、経済の活性化など旗を振っても、世間からは片腹痛いと言われてしまうのではないでしょうか。埼玉経済界の巨星たちにいかに学び、埼玉経済の活性化を図っていくのか。そしてその前提として、打てば響く、そのような県庁にしていくか、知事の考えをお伺いいたします。 

A 上田清司 知事

埼玉経済界の巨星達にいかに学び埼玉経済の活性化を図っていくかについてでございます。
本県は、渋沢栄一翁に始まり偉大な経済界の方々を輩出しております。
私も、日々そうした方々から多くのことを学ぶ機会がありました。
例えば、県公安委員会委員長を長らく務められました、県経営者協会会長でもあった故・原宏氏は「現場を重視しお客さんはどういう要望をしているか常に的確に捉えて仕事をする必要がある」、このように語っておられたことをよく覚えております。現場主義の話でございました。
また、キヤノン電子株式会社社長の酒巻久氏には、「椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる」という著書があります。
私も知事就任後、酒巻社長にならい知事室では立って決裁し、職員から説明を受けたり、スピーディーに事務処理をするようにいたしました。
渋沢栄一翁の語録には、「およそ目的には理想が伴わなければならない。その理想を実現するのは人の務めである」、あるいは「産業は台所の米櫃であり国家の基礎である」などの多くの言葉を残しておられます。
折に触れ読み返し、新たな教えを受けているところです。
私も、巨星達の生き様や卓越した経営理念を県政の運営に生かし、本県経済の発展のために全力を尽くしていきたいと考えております。
次に、いかにして打てば響くような県庁にしていくかについてでございます。
就任以来、県庁を「優れた経営体」にしようと、私なりの考え方を打ち立てて、県政を運営してまいりました。
例えば、県出資法人の天下りを廃止して民間から経営者を招へいして、赤字法人を黒字化してまいりました。
さいたまスーパーアリーナでは平成14年度に6億6,000万円の赤字でありましたものが、平成26年度には逆に県に10億3,000万円の納付をするようになりました。
また、自分の考え方について定期的にまとまった時間を確保し、部局長や課所長と議論し、部下職員と同じ目的に向かって県政運営に当たってきたところです。
例えば、年度当初に部局長との「課題と目標」の意見交換、新任課長との意見交換をいつもやっております。
また、部局横断ワーキングチームを作って提案をもとに意見交換するなど、認識の共有化を図っているところです。
さらに、課所長には決裁や事業の説明に来た際に短い時間でも意見交換し、私の考え方を直接伝えているつもりです。
そうしたこともあり、案件処理のスピードでは日本一ではないかと自負しているところです。
正に打てば響く「優れた経営体」として、最小最強の県庁を作り上げていきたいと考えております。
しかしながら、ベストを尽くしているつもりでも、往々にしてベターで終わっている、このように私は深く認識しております。
御指摘の点を十分踏まえ、更に県庁一丸となって県政運営にベストを尽くしていきたいと考えております。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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