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掲載日:2021年12月28日

令和3年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(千葉達也議員)

中川改修と国営かんがい排水事業との連携と課題について - 中川改修整備の考え方について

Q   千葉達也 議員(自民)

地域の財産と言える農業、農村を次の世代へ受け継ぐために、中川上流地区の国営かんがい排水事業は、成し遂げなくてはならない事業であると考えております。
昨今の集中豪雨において一級河川中川周辺の農地は、慢性的に冠水し、たくさんの農作物に被害をもたらしている状況にあります。現在の自然排水から機械排水と自然排水を組み合わせて排水調整を行うことによって、地区全体の排水機能の向上を図るとともに、水稲中心から高収益作物を組み合わせた営農へと発展させていくことが重要であると考えます。
また、併せて国営かんがい排水事業遂行のためには、排水先となる一級河川中川の改修工事の完成が不可欠となります。現在、事業計画策定のための基礎調査のまとめの段階に入っていると思います。
埼玉県としては、県土整備が担う一級河川中川改修工事と農林部が担う水稲と高収益作物を組み合わせた営農への発展への対応が上げられると思います。県土整備部と農林部がしっかりと連携して進めていく必要があります。
この点について、県土整備部長と農林部長にそれぞれ質問させていただきます。
前回の一般質問において、県とJR東日本が協働で進めている久喜市内のJR宇都宮橋りょうの架替え工事の進捗状況と今後の計画について、また、一級河川中川の上流部に当たる大利根地域の古門樋橋から未整備区間の約9.5キロメートルの進捗状況について質問させていただきました。樋遣川地区の新槐堀川分岐点までの約3.7キロメートル区間についての御回答をいただいたところでございます。
今回は、更にその上流区間に当たる未着手区間の整備についての考え方を県土整備部長にお伺いいたします。

A   北田健夫   県土整備部長

一級河川中川では、下流から河川改修を順次進めております。
古門樋橋から上流約9.5キロメートル区間につきましては、現在、新槐堀川合流地点までの約3.7キロメートルを重点的に進めており、今年度は用地買収や排水樋管の設計を実施しております。
現在の用地買収率は約47%となっており、引き続き、用地買収を進めるとともに、河川改修のネックとなっている橋りょうの架換えについて、関係機関との調整を進め、早期着工を目指してまいります。
御質問の新槐堀川合流地点から上流の未改修区間の事業着手時期につきましては、下流側の整備完了時期を勘案しながら、検討してまいります。
今後とも、国の『防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策』を最大限活用し、中川上流域の早期の安心安全の確保に向け、整備を加速化してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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