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掲載日:2021年12月28日
Q 辻 浩司 議員(民主フォーラム)
ワクチンの効果の主眼はあくまで重症化防止であり、感染そのものを防ぐ効果については限定的であります。ワクチンを打っても感染防止対策をと一方で訴えておきながら、もう一方では上尾で行われた技術実証のときのようにワクチン接種を免罪府のように扱うのは、県民に間違った理解を広げてしまうことにはならないでしょうか。
ワクチンの効果を正確に周知し、引き続き感染防止対策を呼び掛けていくことが重要と考えますが、保健医療部長にお尋ねします。
A 関本建二 保健医療部長
厚生労働省のホームページではワクチンには高い発症予防効果に加え、感染や重症化を予防する効果もあるとしており、感染を予防する効果については米国での研究等から確認されたことが紹介されています。
しかし、他の予防接種と同様に効果は100%ではないことから接種後も感染予防対策を継続することが重要です。
県では、YouTube、彩の国だより、テレビ・ラジオなど、あらゆるチャンネルを駆使してワクチンの効果や接種後の感染予防対策の徹底をPRしてきました。
今後もワクチンの効果の正確な周知に努め、感染防止対策の徹底をPRしてまいります。
再Q 辻 浩司 議員(民主フォーラム)
ちまたでは、ワクチン2回打ちましたかというのがもう日常会話になっておりまして、2回打っていない人はちょっとみたいなそういった空気も、市民の間ではもう何かできてしまっているように思います。
よく分からないのは、ワクチンを接種しても接種していなくても、感染防止はしなければいけない。ですが、ワクチン・検査パッケージ技術実証では、飲食店の利用を接種・未接種で差をつけているわけですね。やはりこういったことがワクチンを打てばうつさないという何かフリーパスを得たような、免罪符を得たような、そういった誤った理解を広げてしまっていることにならないかという認識が私にはあります。
やはりワクチン効果を正確に周知するということにも反するようにも思いますが、改めてワクチン効果を正確に周知するということについて、保健医療部長の見解をお伺いいたします。
再A 関本建二 保健医療部長
ワクチン・検査パッケージ技術実証は、ワクチンには高い発症予防効果に加え、感染や重症化を予防する効果もあることを踏まえ、一定のルールのもとに行動制限を緩和し、感染の再拡大期においても経済活動が継続できる方策について検証を行うために実施されたものと承知しており、感染予防対策を否定するものではございません。
ワクチンの効果は他の予防接種と同様に100%ではないことから、接種後もマスク着用、手指消毒、3密回避など基本的な感染予防対策を継続するよう積極的にPRしてまいります。
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