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掲載日:2021年12月28日
Q 辻 浩司 議員(民主フォーラム)
小児がんや難病など長期入院を余儀なくされている高校生の学習保障として、県は埼玉県立高校生入院時学習支援実施要綱に基づき、ベッドサイドやオンラインによる教科指導や学習支援コーディネーターによる心のケアや病院と高校との連携などの支援をしています。
私も実際に県立小児医療センターに併設されている県立けやき特別支援学校を視察し、現場のお話を伺ってきたところでございます。お話を聞く中で、埼玉県がこういった取組に非常に積極的であるということが分かった一方で、これは県立高校生を対象とした事業であり、入院中の私立高校生については、オンライン事業などを行うかどうかについては、各私立学校の判断に委ねられているという現状も分かりました。
現在、入院中の生徒への学習支援体制を整備している高校は少ない状況です。しかし、同じ埼玉県の高校生であるのに所属する高校が私立か県立かによって学習の機会に差がつき、大学進学の夢を諦めたり、留年を余儀なくされたりといったことは、本来はあってはならないことであると考えます。
県では今年8月、県内私立学校の教諭等関係者を対象に、入院中の高校生に対する学習支援の必要性について研修会をオンラインで初めて開催しましたが、参加校は少なかったと伺っております。今後は研修会の動画をインターネット配信するなど、学習支援の必要性を私立学校関係者へより一層周知すべきと考えますが、保健医療部長の御所見をお伺いいたします。
A 関本建二 保健医療部長
高校生にとって長期入院は、学校生活だけでなく、留年や退学など、その後の進路にも大きく影響を及ぼすこととなります。
そのため、県教育局等と連携し、平成30年に「長期入院を要する高校生への学習支援検討会」を設置し、県立高校の学習支援体制を確立いたしました。
検討会では、私立高校についても検討すべきとの意見があり、本年8月、学習支援の必要性の共通理解を得ることを目的に、私立高校の教諭等を対象とした研修会を開催いたしました。
当日の講演は、講師の熱意がこもった大変有意義なものでありましたが、私立高校からの参加は僅か2校でございました。
こうしたことから、改めて私立高校の理解を得るため、研修会を録画したDVDの送付や議員御提案の動画のインターネット配信を行うなど、私立高校に働きかけてまいります。
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