トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和3年12月定例会 > 令和3年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 > 12月9日(木曜日) > 秋山文和(共産党) > 令和3年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(秋山文和議員)
ここから本文です。
ページ番号:209444
掲載日:2021年12月28日
Q 秋山文和 議員(共産党)
当県議団は、第6波に向けて民間医療機関関係者との懇談をしてまいりました。ある医療機関は、コロナ感染初期に受診抑制が広がり、昨年の5月、6月には収益はマイナス10から20%になってしまいました。年度の最初に2か月でこれだけの赤字となっては、民間経営は絶望的です。その後、徐々にコロナ病床整備のための補助が増額され、最終的にはコロナ対策補助によって黒字に逆転したという、ジェットコースターのような経営を余儀なくされたと言います。病院長たちは集まると、これはもう民間にはできる仕事ではないよと口をそろえているとのことです。
補助に翻弄された1年半です。国は病院の減収補填は頑として拒否し続けています。国は来年1月からのコロナ病床補助について明らかにせずにまいりました。
知事にお伺いしますが、国の来年1月からの病床補助はどうなりますか。
A 大野元裕 知事
医療機関への病床確保支援を含む、新型コロナウイルス感染症医療提供体制支援事業補助金につきましては、国の交付金を財源としております。
11月12日に政府対策本部の「次の感染拡大に向けた安心確保のための取組の全体像」において、病床確保料につきましては、令和4年1月以降も当面継続をするということが示されました。
これを受けまして、県では、同日、県内の病院の病院長を集め、「今年の夏の感染拡大を踏まえた今後の新型コロナウイルス感染症患者の病床確保に関する会議」を開催をさせていただき、更なる病床確保の要請と併せて、病床確保料の来年1月以降の継続もお伝えさせていただきました。
再Q 秋山文和 議員(共産党)
民間病院長が言うには、先ほど申し上げましたようにジェットコースター経営と、これではたまらないというのが実感です。1月の補助が11月、12月に示されるという、それでは正に綱渡りのような経営ということです。
補助制度は今後早期に示すよう国に是非要望していただきたいと思いますが、知事、いかがですか。
再A 大野元裕 知事
議員御指摘のとおり、医療機関に対して可能な限り早期に補助金の見通しを示すことは私も重要だと思いますし、これまでの経緯を考えればなおさらのことと考えます。
このため県では、国から情報が入り次第、速やかに関係医療機関への周知を図ってまいりました。
また、これまでも、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金の継続や対象となる経費の範囲などを速やかに示すよう、全国知事会などを通じて国に対し繰り返し求めてまいりました。
今後も、機会を捉えて、県に対し迅速に情報提供を行うよう国に働きかけてまいりたいと考えます。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください