トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 平成29年9月定例会 > 平成29年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(鈴木 弘議員)
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掲載日:2023年9月20日
Q 鈴木 弘議員(自民)
今年の11月、いよいよ大宮警察署の新庁舎が開署されるとのお話でありますが、大宮警察署管内に居住する者といたしましては、警察署庁舎が新しくなるということは警察力の増強につながり、回復傾向にある県内の治安がより一層良くなるのではないかと期待しているところであります。
しかし、大きな懸念が1つあります。それは、警察署の移転に伴う北区の治安についてであります。現在の大宮警察署は大宮区、北区を含めたエリアのほぼ中央に位置しており、両区民にとって利便性の高い場所に立地しております。現在地の建替えが無理であることや、ほかに十分な広さを確保できる土地がなかったことなどは十分に承知しておりますが、新しい大宮警察署は大宮区の南端に位置しております。北区住民からは非常に遠い場所に設置されることとなり、不安を感じているところであります。
現在、住民の不安を解消するために県警察には様々な対策をとっていただいており、非常に感謝をしております。しかしながら、やはり北区住民といたしましては、これまで近くにあった警察署が遠くなるというのは、本当に北区の治安は大丈夫なのかと不安に思ってしまうのです。私の耳にも地元の市会議員や自治会長をはじめ、北区に居住している方々から移転に対する不安の声が届いております。
そこで、北区在住民の願いといたしましては、北区を管轄する(仮称)大宮北警察署の新設であります。北区では多くの幹線道路があり、鉄道の駅も多数有しており、都心へのアクセスの利便性等からも、今後も更なる人口の増加や都市化の進展が予想されます。その一方で、人口の増加等に伴い、治安の悪化が危惧されるところであります。
将来的なことも考えると、北区の治安を守るには区内の警察署を新設することが必要であると考えております。また、北区の住民にとっては、新しい大宮警察署に行くのは遠くて不便であり、利便性からも新たな警察署の必要性を感じております。
そこで、警察本部長にお伺いいたします。
これまでも県警察からは、警察署を新設することは難しいものと伺っておりますが、改めて(仮称)大宮北警察署の新設についてどのようにお考えなのかお答えをください。
また、大宮警察署移転に伴い北区住民が不安にならないよう、県警察では既に様々な対策に取り組んでいただいておりますが、具体的にどのような取組を進めていただいているのか、併せてお伺いをいたします。
A 鈴木三男 警察本部長
まず、(仮称)大宮北警察署の新設についてですが、大宮警察署の移転改築に伴い、さいたま市北区の住民の方々から、北区内への警察署新設について要望をいただいているところであります。
警察署新設の必要性を検討するに当たっては、県下における治安情勢や人口推移、交通網等を総合的に勘案することとしておりますが、この度の大宮警察署の庁舎の移転は、大宮警察署の管轄区域等を変更するものではなく、現時点におきましては、北区に新たな警察署を設置することは難しいものと考えております。
次に、大宮警察署庁舎の移転に伴う取組についてですが、北区の住民の方々が、大宮警察署の庁舎の移転後の区内の治安に懸念を抱かれていることにつきましては、十分に承知をしておりますので、同地区の治安維持を図るため、各種措置を講じてきているところであります。
具体的には、大宮警察署と隣接警察署や自動車警ら隊等の関係所属との連携を強化し、パトカー等が相互乗り入れして事案対応しているところであります。
また、加茂宮交番を南方の北区役所近接地に移転改築し、北区内の拠点交番として同地区を担当するパトカーを配備したほか、本郷交番を北方に移転改築し、大型化して名称を吉野町交番と改め、パトカーの駐留を可能とするなどにより、北区における活動態勢の強化を図ったところであります。
大宮警察署の庁舎移転後におきましても、引き続き、さいたま市北区の治安維持に努めてまいります。
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