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ページ番号:113309
掲載日:2024年9月24日
〔要旨〕
利根川新橋及び幹線道路網の早期着工について
〔理由〕
埼玉県北部(熊谷市・行田市)と群馬県東毛地域(太田市・大泉町・邑楽町・千代田町)と栃木県南部(足利市)を結ぶ交通路の中で「利根川新橋及び幹線道路網」の建設が話題になり始めたのは約50年も前であります。
現在、埼玉県北部及び群馬県東毛地域の利根川に架かる橋梁につきましては、周辺の工業団地や住宅地開発の増加に伴い慢性的に渋滞が発生しております。
この問題を解決する為には、埼玉・群馬の両県を結ぶ「利根川新橋」の建設及びこれに付随する幹線道路の整備が必要であり、その実現により発展を続ける埼玉県北部また秩父線新駅周辺の開発(熊谷市・行田市)、群馬県東毛・栃木県南部地域の首都圏に向けた南北軸の流れを大幅に促進すると共に、関東地方に於ける物流経済の発展に大きく貢献できるものと考えております。また、産業振興に限らず大規模災害時における信頼性の高い道路としての活用も期待でき、地方創生が呼ばれる中、交流人口の拡大による地域活性化のために都市と地方を結ぶ道路ネットワークとして、重要な役割を果たすものであります。
以上のことにより、私たちは刀水橋(国道407号)と利根大堰間に新橋の早期建設を強く要望いたします。
国及び地方自治体における財政運営は大変厳しいものがあるかと思いますが、是非とも「利根川新橋及び幹線道路網」の早期着工について、特段のご配意を賜りますよう請願いたします。
〔請願事項〕
渡良瀬川及び利根川への新橋の建設とこれにかかる広域的な道路交通網の整備促進
〔理由〕
栃木県南部地域に位置する佐野市、群馬県東毛地域に位置する館林市、板倉町、明和町、埼玉県北部地域に位置する羽生市とは、それぞれ渡良瀬川及び利根川に隔てられ、陸路とは別に古来それぞれの地域を結ぶ渡し舟が運行され、人々の交流や物流を支えてきました。
現在、これらの地域の広域幹線道路は、今なおかつての陸路である佐野行田線(渡良瀬大橋)及び国道122号(昭和橋)が供用されるにとどまり、これより下流の架橋としては、渡良瀬川に栃木県栃木市の新開橋及び藤岡大橋が、利根川に埼玉県加須市の埼玉大橋があるのみで、地域の互恵的かつ広域的な発展の阻害要因となっています。
近年では、各地域における商業地区の整備により商圏が拡大し、人の交流がより盛んとなったことに加えて、北関東自動車道や埼玉県内の圏央道全線開通により、商工業の再編、物流の活発化が進み、一層の交通量の増加が見込まれます。
渡良瀬川及び利根川への新橋の建設と、これにかかる広域的な道路交通網の整備は、栃木県南部地域、群馬県東毛地域、埼玉県北部地域が広域の経済圏として一層の飛躍、発展を遂げる上での起爆剤となるものです。
また、防災面でも架橋の存在は重要な役割を果たします。
一昨年9月に発生した「関東・東北豪雨」での甚大な被害は、地域住民に大きな衝撃と不安をもたらし、記憶にも深く刻まれました。
鬼怒川の堤防決壊により、特に被害の大きかった茨城県常総市では、当時、住民の避難を市内で完結させることを優先するあまり、効率的な避難誘導ができなかったという経緯から、市域に捉われない広域的な避難が有効との教訓を得られました。
特に、三県に跨がるこの地域では、大きな河川がそれぞれの県境に概ね沿う形で流れており、これらの河川の堤防が豪雨等で決壊した場合に、県外への広域的な避難経路を確保するとともに、他県との間に応援・受援態勢を確立するうえでも、新橋及び広域幹線道路の整備は不可欠なものとして強く望まれています。
つきましては、経済発展と住民の安全・安心を守る防災対策を掲げた、それぞれの県の上位計画への次の項目の掲載につきまして、特段のご高配を賜りますとともに、早期に取り組んでいただけますようお願い申し上げます。
・渡良瀬川への新たな架橋を含む広域幹線道路整備(一部趣旨採択)
・利根川への新たな架橋を含む広域幹線道路整備(一部採択)
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