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掲載日:2023年9月20日

平成29年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(鈴木   弘議員)

県営大宮公園について

Q   鈴木   弘議員(自民

大宮公園は明治18年に開設され、大正時代に本多静六博士がスポーツの殿堂とアカマツ・桜の公園として計画された県内で最も歴史のある公園であります。御承知のとおり、この大宮公園はサッカー場をはじめ野球場や双輪場など様々な運動施設を有し、にぎわいを作り出しております。また、花見など四季折々に多くの観光客を集客し、県民にも広く愛されています。
県では、開園から130年の歴史を積み上げてきた埼玉の顔でもあるこの大宮公園を、約100年前の開業計画に寄せた本多静六博士の精神や自然の地形、景観を生かした日本的景観を継承しつつ、文化、観光の拠点としてより一層魅力あるものとするため、グランドデザインの検討を始めると伺っております。将来、埼玉県で最も歴史のあるこの大宮公園が、更にすばらしい公園に生まれ変わることを期待しております。
さて今年の夏、本県は野球の話題で大変盛り上がりました。7月に開催された社会人野球の第88回都市対抗野球大会では、さいたま市の日本通運が並みいる強豪を退け、決勝戦に進出しました。プロ野球では、埼玉西武ライオンズが引き分けを挟まない連勝としては球団史上初の13連勝をおさめ、クライマッスクシリーズに向け、更に活躍が期待されるところであります。
何より第99回全国高等学校野球選手権、いわゆる夏の甲子園大会では花咲徳栄高校が優勝を飾り、埼玉県民の悲願でありました真紅の大優勝旗を我が埼玉県に持ち帰ってくれました。花咲徳栄高校の選手及び関係者の皆様には心よりお祝いを申し上げたいと思います。
この高校野球県予選のメイン会場ともなる県営大宮球場は、平成4年の全面改築以来25年余りが経過し、最近の施設と比べると見劣りするところがあると常々感じています。まず、観客席に目を向けてみますと外野席は芝生ではありますが、観戦や応援をできる環境が整えられています。一方、内野席やバックネット裏の座席の中には、色あせたものが見受けられます。トイレについてはその多くが和式であり、多くの方々が不便を感じているのではないかと思います。
私は以前、埼玉スタジアム2002を訪れましたが、その多くが洋式であり、御高齢の方や海外からの来場者など様々な方々に対しても使いやすくなっていると感じました。トイレは誰もが必ず使う場所なので、トイレをリニューアルするだけで球場施設全体の印象が良くなるのではないかと思います。
次に、ボート池についてですが、現在ガマが生い茂り景観を大きく損ねている状況であります。かつては名称のとおり、ボートを浮かべて楽しむことができました。特に桜の季節にはボートから桜を眺められるなど数多くの利用者でにぎわっていました。これらの施設は、大宮公園に多くのお客様を呼ぶことのできる力を持っていると考えています。
そこで、都市整備部長へお伺いいたします。
県営大宮球場についてこれまでどのように対応し、今後どのように改善していくのか、また、ボート池の活用をどう進めていくのか、お伺いいたします。

A   野川達哉   都市整備部長

まず、県営大宮球場について、これまでどのように対応し、今後どのように改善していくのかについてでございます。
県営大宮球場は、高校野球をはじめ、社会人野球や埼玉西武ライオンズ戦などが行われており、ホームスタジアム以外で、プロ野球の公式戦が開催される県内唯一の野球場でございます。
このため、実際にプレーする利用者から御意見などをいただきながら、グラウンドコンディションを適切に保つことはもとより、視認性向上のためのスコアボードのLED化などを行ってまいりました。
また、お客様が、快適に観戦できるよう、急こう配で座りにくかったライトスタンド側の外野芝生席全体については、階段状のベンチとして再整備したところでございます。
議員から御指摘のありました、色あせの激しかったバックネット裏の座席につきましては、平成29年度末までに約3,200席全ての更新が完了いたします。
今後の改善についてでございますが、利用者からの御要望がございました、ブルペン内への防球ネットの設置を行うとともに、空調設備の全面的な更新を予定しているところでございます。
また、お客様からも御要望の多いトイレの改善につきましては、今後多くの方々にとって使いやすい洋式トイレへのリニューアルを計画的に進めてまいります。
このように、県営大宮球場につきましては、利用者の目線とお客様の目線を踏まえ、その改善に努めてまいります。
次に、ボート池の活用をどう進めていくのかについてでございます。
ボート池は、周囲の樹木と一体となって優れた景観を創りだしており、大宮公園を代表する場所の一つとして多くの方々から親しまれています。
現在、西側半分にガマが発生していることから、平成29年度末までに、抜根としゅんせつを実施し、池の景観を回復することとしております。
議員お話のボートの復活につきましては、水面からの景観を楽しめるなど活用方策の一つとして魅力あるものでございます。
一方、かつて行われていた貸しボートにつきましては、採算性の問題で撤退しており、またボートの復活を望む声がある反面、静かな水辺空間を求めるお話も伺っております。
このようなことを踏まえ、ボート池の活用方策につきましては、地域の方々や公園を利用される団体などからの御意見を伺いながら事業手法を含めて検討してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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