埼玉県議会 県議会トップ画像

本会議及び予算特別委員会の生中継・録画中継をご覧になれます。

会議録の内容を、検索したい言葉や発言者などで検索できます。

ここから本文です。

ページ番号:142789

掲載日:2021年12月15日

平成30年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(荒木裕介議員)

桜区役所南側の県営秋ヶ瀬公園堤内区域の整備について

Q   荒木裕介   議員(自民

さいたま市桜区役所の南側隣接地に都市計画決定面積11.6ヘクタールの公園計画地があります。この土地は昭和44年に県が公園用地として都市計画決定しており、平成15年、政令指定都市さいたま市の誕生に伴い、市の都市計画決定に変更された経緯があります。そのすぐ西側が荒川堤防となり、堤外には県営秋ヶ瀬公園を配する中で、自然豊かな広大な緑地が広がっております。現在その堤内地の一部は、県営秋ヶ瀬公園を指定管理している公益財団法人埼玉県公園緑地協会の事務所とその駐車場で使用されており、それ以外の県有地では地元の方々に対しグラウンドゴルフなどに利用されております。
また、この土地を含む秋ヶ瀬公園は平成18年度頃に埼玉県からさいたま市に対し、秋ヶ瀬公園の移管としての打診がなされた経緯があります。当時はさいたま市が政令市として誕生してからわずか3年という時期であり、仮に移管した場合に伴う維持管理費は年間9,000万円を必要としていたことから、当時の財政状況の中で主に予算上の理由から市から移管は断られたということでした。
さて一方、現在の県内における県営公園の整備状況はと申しますと、公園の整備水準が低いとされる東部地域を重点的に拡張整備がなされ、行田市のさきたま公園古墳や幸手市の権現堂公園、さらには春日部市の(仮称)新たな森公園などは既に御承知のところであります。権現堂公園及び新たな森公園は平成33年の春に全部供用開始予定で、さきたま公園古墳についても着々と準備が進む中でその開設が待たれます。
そうした中で、さきに触れた堤内地が公園用地として都市計画決定されてからおよそ50年が経過しており、地元の方々から当該地の利活用についてお尋ねを頂く機会がますます増えてまいりました。最近では、もうそろそろ良い使い勝手はないものかといったように、未買収用地の地権者からむしろ問合せを頂くのが実情であります。この土地は桜区役所に隣接しているという好立地から、今後きちんと整備されることで市民、県民の皆様にとっての大事な利益につながるものと考えます。
そこで、お尋ねいたします。
現在の堤内地における未買収地の用地買収を視野に入れ、当初の計画どおり公園としての整備を今後どのように進めていくお考えでしょうか。早期の有効活用が必要と考えますが、都市整備部長にお伺いいたします。
また、都市計画決定からはかなりの年月が過ぎ、地元としても堤内地周辺の環境が当時とは随分と変わってきていることも事実であります。さいたま市として政令市に移行してから今年で15年が経過いたしました。さきに述べたとおり、平成18年に市への移管は当時の財政事情によって実現しなかったにせよ、さいたま市からはこの堤内地の活用を視野に入れた話も聞こえてきております。
ここで改めてこの堤内地に限っての移管を行い、さいたま市の下で維持管理をしていくのも一つの考えかと思いますが、この考えについても併せて都市整備部長にお伺いいたします。

A   野川達哉   都市整備部長

まず、県営秋ヶ瀬公園堤内区域の整備をどのように進めていくのかについてでございます。
秋ヶ瀬公園の堤内区域は、桜区役所に隣接し、一級河川鴨川を挟み、供用を開始しております秋ヶ瀬公園につながる、計画面積約11.6ヘクタールの区域でございます。
区域内には、秋ヶ瀬公園の管理事務所がございますが、用地取得が困難であったことから整備に至っておりません。
地元の皆様から利活用のお話があるということでございます。堤内区域は計画面積の7割を超える用地が確保済みであり、周辺の土地利用状況からも、整備を行うことにより、多くの利用が見込まれるものと考えております。
一方、ご案内のとおり、現在、県営公園の整備は、権現堂公園やさきたま古墳公園の拡張などを重点的に進めており、大宮公園でも再整備に向けたグランドデザインに取り組んでいるところでございます。
このため、現在取り組んでいる公園整備の状況や隣接して区役所などを有する地元市の意見、用地取得の可能性などを踏まえ、秋ヶ瀬公園堤内区域の整備について検討を行ってまいります。
次に、堤内区域部分をさいたま市に移管し、市による管理を行うことについてでございます。
県営公園の移管につきましては、議員お話のとおり平成18年に県の行財政改革の取組の中で調整が進められたほか、さいたま市が政令指定都市に移行した平成15年には、別所沼公園を移管しております。
また、堤内区域部分をさいたま市に移管した場合、隣接地には、桜区役所、さくらホール、体育館や温水プールを有するアリーナなど、市の施設が集積しており、一体的な活用による公園機能の向上も期待できます。
このようなことを踏まえ、秋ヶ瀬公園堤内区域の移管や管理などに関しましても、さいたま市と意見交換を行ってまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?