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掲載日:2021年12月14日
Q 蒲生徳明 議員(公明)
現在、ペットは家族の一員と考えられ、災害時に飼い主がペットを連れて避難所に同行避難することは、動物愛護と飼い主である被災者の心のケアの観点から重要と考えられます。一方で、避難所における動物の管理には鳴き声やにおい、動物アレルギーなどもあり、一定のルールが必要です。ただ、災害時の混乱した状況では飼い主も身の回りのことで手いっぱいで、ペットの世話を十分できないことも考えられます。
静岡県では、災害時動物愛護ボランティアリーダー登録制度を整備しています。この制度によるリーダーは、災害発生時に避難所でペット連れの飼い主への指導やペットスペース運営の手助けを行います。また、県内外から駆け付ける動物愛護ボランティアを取りまとめたり、飼い主と行政との仲介役にもなります。ボランティアリーダーになるには県内自治体の推薦が必要で、行動指針に基づいた講習を受け、地域の被災動物同行避難訓練へ参加が条件となります。
本県も平成24年度に災害時動物救護活動ボランティア登録制度を開始し、その活動内容は避難所でのペットの世話のほか、被災したペットの保護や必要物資の搬送等で現在189人の登録があります。
そこで、埼玉県においても飼い主やボランティアからの意見集約や行政との橋渡しを行い、より専門的なボランティアリーダーが必要と考えますが、保健医療部長の御所見を伺います。
A 本多麻夫 保健医療部長
埼玉県の災害時動物救護活動ボランティアは、避難所のペットの世話や一時的な保護、物資の運搬などに御協力をいただくもので、現在189人が登録されています。
一方、現在、本県においては意見集約や行政との橋渡しなどの役割を担うボランティアリーダーの登録を行う制度は残念ながらございません。
災害時を想定した場合、静岡県のように県内ボランティアの統括や調整を担うリーダーの育成を行うことは、避難所の円滑な運営を行う上で大変意義のあることと考えます。
また、災害発生時には県外からボランティアが来てくださることも想定されるため、受入れ調整を行うボランティアリーダーの役割が大切であると考えます。
このため、静岡県など先進的な制度を研究し、これまでに育成した県内のボランティアや県外からの支援ボランティアが災害時に円滑に活動できるよう、リーダーとなるボランティア人材の確保・育成について検討してまいります。
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