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掲載日:2021年12月14日
Q 神尾高善 議員(自民)
今年も都道府県魅力度ランキング等を含む「地域ブランド調査2018」が民間調査会社のブランド総合研究所から発表されました。茨城県、栃木県、群馬県の北関東三県と共にワースト5に沈んだのが、埼玉県でした。
本県の人口は、平成30年11月1日現在の推計で約732万5,000人と全都道府県で5番目に多く、大宮駅のような全国屈指のターミナル駅を持つまちもあります。一部メディアは、「地域ブランド調査2018」で、本県は東京都や大阪府と同様に、交通の便や生活に便利、快適な地域、教育、子育ての項目では上位に位置付けられているものの、秩父や長瀞といった豊かな自然がある田舎的な印象が強いためか、都会的な魅力を十分に伝え切れていないと分析しております。この分析結果についても私も同感であります。
我が国の人口が平成20年の1億2,808万人をピークに減少に転じ、年々減少している中で、我が埼玉県は人口増を続けています。本県が人口増を続けているのは、県内の過疎地域の人口を補う県南地域への人口流入であり、その要因は教育や子育てがしやすく、生活も便利で交通の便もいいという本県の魅力があるからではないでしょうか。現在の本県のPRは、河川面積日本一から「川の国埼玉」を打ち出しています。ごもっともだと思います。が、しかし、それよりも私は、埼玉は都会だと認め、交通の便やスポーツの参加、観戦が楽しめる、生活に便利、快適、教育、子育てなどイメージの良いところを伸ばしていくような魅力発信や政策が大変重要だと考えています。
そこで、現在、県は、埼玉は教育や子育てがしやすく、生活も便利で交通の便も良い都会だというイメージを戦略的に積極的にPRされていますか、また、今後、県内外に向けてどのような情報発信に注力していくべきと考えていますか、県民生活部長のお考えを伺います。
A 矢嶋行雄 県民生活部長
埼玉県は、人口の密集する都市部と緑豊かな中山間地域が共存していることが特徴であります。
都市部の利便性や豊かな自然環境など様々な強みを発信していくことで、魅力度もアップするものと考えております。
御質問の、県は都会だというイメージを戦略的に、積極的にPRしているか、についてでございます。
議員お話の、「教育や子育てがしやすく生活も便利で交通の便も良い」ことにつきましては、これまでも、知事記者会見や彩の国だより、テレビ、ホームページ、SNSなどメディアによりPRを行ってまいりました。
また、昨年度発行した、「埼玉の魅力」というPR冊子でも、観光や産業、食文化の紹介に加え、都会の魅力を感じさせる交通の利便性や大規模集客施設につきましても大きく取り上げております。
こうした結果、新幹線網や高速道路網の整備により交通の要衝であること、さいたまスーパーアリーナなど多くの大規模集客施設は全国的に認知度が高まり「都会だというイメージ」にもつながっているものと考えております。
ただ、都会的なイメージが十分に形成されているかといえば、まだまだ伸びしろのある状況にあると認識をいたしております。
次に、今後県内外に向けてどのような情報発信に注力していくかについてでございます。
県では、ウェルカムベイビープロジェクトやウーマノミクスプロジェクト、冠奨学金によるグローバル人材の育成など、全国に先駆けた政策を数多く展開しております。
こういった先導的な政策の中で、教育や子育てしやすいなどの都会的イメージを形成するものやその成果をPRすることも、埼玉の魅力アップにつながるという意識を新たに持つことが重要であると考えております。
今後は、各種メディアはもちろんのこと、商品開発やイベント参加などによる企業との連携、発信力のある著名人、いわゆるインフルエンサーの活用を更に推進してまいります。
様々な機会を捉え、県内外にしっかりと情報発信していくことで「都会だというイメージ」の構築を進めてまいります。
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