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掲載日:2021年12月14日

平成30年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(並木正年議員)

彩の国優良ブランド品

Q   並木正年   議員(県民

本県の平成28年産の農業産出額は、生産者の皆様の努力もあり、野菜が全国7位、花きが4位、小麦が3位、お米が16位など、首都圏に位置しながらも全国上位の産出額を誇っています。
しかし、県産農産物を使った加工品や製造品の販売拡大と知名度アップには、苦戦を強いられているのではないかと感じます。土産物に関しては、県内各地に優れた商品がありながらも、埼玉県のお土産といえばこの商品といったイメージがなかなか浮かばず、埼玉土産を求める消費者からも同様の意見が聞こえてきます。
県内の優れた商品の周知と販売拡大には、県が主導して、より多くの観光客が集まる場所で年間を通じて販売をすることが、県内外への発信につながるものと思います。
そこで、彩の国優良ブランド品について伺います。
彩の国優良ブランド品の対象品目は、県内の事業所が県内の事業所で加工、製造した商品又は県産の原材料を主原料として企画された商品で、一般の消費者に販売される食品や工芸品です。これらの優れた県産品を認定、推奨することで、県産品の普及と品質の向上、さらに郷土産業の振興を図ることを目的としています。このブランド認定は、産業労働部の観光課と一般社団法人埼玉県物産観光協会が窓口になっており、認定されると、フリーペーパーの「ちょこたび埼玉」や埼玉県物産観光館「そぴあ」、さらに百貨店や大手スーパーなどで2年間PR販売されます。先月、新たに平成30年度の認定品246商品が発表されたことで、現在は502商品が優良ブランド品として登録されています。
しかし、認定数の推移を見ると、平成22年度の327商品をピークに減少が続き、今年度は246商品と、特に菓子類を中心として81商品も登録数が減少しています。新たな一手を講じていかなければ、登録数は右肩下がりを続けるものと感じます。
また、平成30年度に登録された内訳を見ると、246商品のうち新たな登録は42商品、一方、約85%に当たる204商品は継続更新となっています。このことから、事業者は引き続き2年間を超えた認定を希望していると感じますので、近年の認定数の減少からも、期間の延長を図り、事業者の育成を図っていくべきだと思います。
そこで質問ですが、事業者にメリットを周知し、登録していただくための提案として、彩の国優良ブランド品グランプリ又は彩の国優良ブランド品選手権といった企画も考えられますが、県として今後どのような努力を行っていくのか伺います。
次に、県内の高速道路サービスエリアにおける優良ブランド品の取扱いについて伺います。
サービスエリアは、特に休日ともなれば県外も含めて多くの方々が利用することから、優良ブランド品を知っていただく絶好の場所であると考えます。そこで、県内の高速道路サービスエリアにおける優良ブランド品の販売拡大をどう図っていくのか伺います。
次に、推奨シールについて伺います。
彩の国優良ブランドに認定された商品は、推奨シールを貼付できることで売り上げの増加が期待できます。また、購入者は、シールが貼られていることで県が認定、推奨している信頼できる商品であることが分かります。さらに、「QUALITY BRAND」「SAITAMAJAPAN」と記されていることから、外国人の方へもアピールできます。
しかし、この推奨シールの貼付は事業者の任意になっています。県が審査して推奨したにも関わらず、推奨シールが貼られていなければ、商品の購入者やお土産などでもらった方には、信頼できる認定された商品であることが分かりません。
この要因を幾つかの事業者に伺いましたが、ロールの状態で買わなければならないシールの価格が、大量に販売される低価格商品への貼付では採算が合わないこと、また、貼付作業による手間などが挙げられました。他県では、パッケージや包装紙に直接印刷する際の補助を行っているところもあります。
そこで質問ですが、推奨シールを商品に貼ってもらうためにも、県による無償提供や使用料金制にするなどの改善ができないか。
以上3点について、産業労働部長の見解を伺います。

A   渡辺   充   産業労働部長

まず、彩の国優良ブランド品として登録していただくために今後どのような努力を行っていくのかについてでございます。
この制度は、県が優良な県産品を認定・推奨し、お墨付きを与えることから、消費者が安心して商品を購入することができるとともに、事業者に大きなメリットをもたらすものです。
このため、まずは制度自体の知名度をこれまで以上に高めるよう、県及び埼玉県物産観光協会が、様々な媒体を活用しながら制度をPRし浸透を図ってまいります。
また、彩の国優良ブランド品の登録にあたっては、商工会議所や商工会などからの呼び掛けに加え、物産観光協会会員などへの積極的な働き掛けを行ってまいります。
議員御提案のグランプリにつきましては、制度の知名度を上げ、広く関心を高める取組になると考えられますので、今後、具体的に検討してまいります。
次に、高速道路のサービスエリアにおける販売拡大についてでございます。
これまで、彩の国優良ブランド品の販売拡大に向けて、商談会をスーパーマーケットなどを中心に、実施してまいりました。サービスエリアでの販売は県外の方にも彩の国優良ブランド品を知っていただく上で、絶好の機会となります。今後は、サービスエリアの物販事業者に対して商談会への参加を呼びかけ、特徴や個性のある商品などを個別に紹介し、エリア内での取扱いを増やせるよう努めてまいります。
最後に、推奨シールの無償提供や使用料金制などの改善ができないかについてでございます。
推奨シールにつきましては、大変便利だというお話も聞いておりますが、1,000枚単位で販売しているため、必要以上に購入しなければならない場合も生じます。このため、県では事業者に推奨マークをデータとして無償で貸し付け、パッケージや包装紙に直接印刷することも認めております。これにより、費用や貼る作業を省けますが、さらに、シールの販売枚数を細かな単位で販売することを検討いたします。
今後とも、事業者の声にしっかりと耳を傾けながら「彩の国優良ブランド品」の魅力を積極的にPRし、県産加工品や製造品に携わる事業者を支援し、県内産業の振興を図ってまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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