トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 平成29年2月定例会 > 平成29年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (板橋智之議員)
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掲載日:2020年3月10日
Q 板橋智之議員(自民)
私が県議会議員とならせていただいた瞬間から、これが最大の政策課題であります。
去る今年の1月29日、川口市の地元の安行、神根、戸塚、鳩ヶ谷、新郷の各連合町会長、自治会長が連名で、川口市長へ5地区の総意として、川口市北東部への新警察署の設置要望書を提出しました。この要望活動も今年で14回目となりました。川口市は、先ほど申し上げたように人口約59万5,000人を超え、おかげさまで今なお微増しております。そうした中で、警察署は川口署と武南署の2か所であります。お隣のさいたま市は、人口約128万1,000人で警察署が7か所ですから、警察署1か所の人口比から見ても過重な負担となっています。県南で東京都に隣接し、都市化が進んでおり、犯罪件数は多く、治安維持の観点からも新たな警察署の設置が切望されております。
埼玉県は、警察官の人数を他の都道府県との人口比で見ると全国47位、相変わらず最下位に甘んじております。地元国会議員の御努力もあり、毎年警察官の増員を図っていただいていることは承知しておりますが、思うに任せない状況が続いております。
これまで警察本部長は、この質問に対して、「今後も都市化の進展や人口の増加が見込まれることなどから、警察署新設の必要性は高いものと考えている」と答弁をされていました。私は、課題は大きく3つあると考えています。1つは人の配置、とにかく人員を引き続き増やしていただき、準備をしておくことが大事であります。2つ目は警察署用地、一般的には広さ約7,000平方メートルで、主要道路へのアクセスが良いことなどの条件であり、これについてはこれまでも市側から情報提供していると聞いています。3つ目は財政、用地取得から考えれば、数十億円はかかると思われます。先を見据えた予算組みと政策ストーリーを描く必要があると考えます。
そこで質問ですが、川口市北東部への新たな警察署の設置に向け、私の示した3つの課題について、警察本部長の御見解をお伺いいたします。
A 貴志浩平 警察本部長
川口市北東部への新たな警察署の設置につきましては、地域住民の強い要望があることは十分承知しております。
川口市は、さいたま市に次ぐ人口を有し、今後の都市化の進展や人口が増加していること、市内2警察署の業務負担などから、現時点において、警察署の新設の必要性は高いものと認識しております。
まず、1つ目の人の配置につきましては、議員ご指摘のとおり、課題の1つであり、警察署新設にあたっては、相当数の警察官を確保する必要がございます。
特に、本県警察官1人当たりの業務負担は依然として過重であることから、警察官の増員が不可欠であり、国に対し、本県に警察官が増員されるよう働きかけているところ、平成29年度は64人の警察官の増員が措置されることとなりました。
県議会からは「警察官の増員を求める意見書」を国に提出していただくなど、多大なる御支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。
県警察といたしましても、本県に1人でも多くの増員が措置されるよう、国に対する要望活動を積極的に行ってまいります。
2つ目の警察署用地につきましても、課題の1つであります。
警察署用地の広さにつきましては、警察署の規模等にもよりますので、一概には申し上げられないところでございます。
なお、川口市からは、以前より用地に係る情報の提供を頂いており、今後も、同市からの協力を頂き、警察署用地につきまして、必要な検討をしてまいります。
3つ目の財政に係る課題につきましては、警察署新設の条件が整った際には、県警察として、必要な予算措置等がなされるように努めてまいります。
県警察といたしましては、これらを踏まえつつ、県下全体の治安情勢、耐震強度不足を始めとした改築すべき警察署庁舎の整備状況なども勘案し、総合的に検討してまいります。
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