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ページ番号:89402

掲載日:2020年3月12日

平成29年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(権守幸男議員)

春日部駅付近連続立体交差事業について

Q 権守幸男議員(公明

私は、昨年2月定例会でこの事業における3つの課題、つまり、まちづくり、事業期間の短縮、財源の確保のほかに課題があるかどうか、さらにこの事業の開始時期についてお示しをいただくのはいつになるかと上田知事に質問をしました。知事の答弁は、「東武鉄道から春日部駅におけるホームの増強等を目的とした輸送改善計画を練り直したいとの意向が示されており、この計画が提出された後、この事業や春日部市のまちづくり計画への影響を把握し、この結果を踏まえ3つの課題の解決を図り、できるだけ早く事業の開始時期をお伝えするように努めます」でした。
その後、私は昨年7月、埼玉県議会東武アーバンパークライン利便性向上促進議員連盟の役員の皆様とともに東武鉄道本社を訪問し、担当部長と計画の提出時期について協議したのをはじめ、翌8月には、期成同盟会の皆様とこの事業の促進に関する要望を知事へ行っています。この間も、私のもとには市民、県民の皆様から、県は事業化を本気で考えているのかとお叱りの声を数多く寄せられております。本当に多くいただいております。
そして昨年11月末、東武鉄道から提出された輸送改善計画は、これまでと違い、アーバンパークライン(野田線)のホームを2面4線化と倍増し、スカイツリーライン(伊勢崎線)と合わせて4面8線にするとの提案です。東武鉄道の単独駅としては最大のターミナル駅になるのは間違いありません。本県の東部地域全体の発展につながる大変すばらしい計画です。まず、輸送改善計画についての御所見を知事にお聞きします。
この計画が提出されてから早くも3か月、この間、県は春日部市と東武鉄道との協議をどのように行ったのかについて、併せて知事にお聞きします。計画の提出を待っていると御答弁なさってから、数えればちょうど1年です。明快な御答弁を期待します。
ところで、国交省は昨年4月と先月1月、改正踏切道改良促進法に基づき、改良すべき踏切道について全国で587か所を指定しております。踏切道の撤去を含む安全対策を講じるよう、鉄道会社と自治体に義務付けを行っております。本県はどうなのか。全国で5番目に多い45か所が指定されました。このうち、この事業をしなければ除去できない踏切道が5か所も含まれています。実に、その1割がこの事業に絡んでいます。ともかく県主体の事業です。県は今後、都市計画決定の手続、国からの事業認可、そして事業着工まで、乗り越えなければならないハードルが幾つもあります。正に、県は春日部市、東武鉄道との協議をこれまで以上に加速させなければなりません。県が今後どのようにリーダーシップをとり、三者間の協議を加速させ具体化していくのか、併せて知事にお聞きします。

A 上田清司 知事 

まず、輸送改善計画についてでございます。
かねてから東武鉄道に要請しておりました輸送改善計画が昨年11月29日に提出をされました。
従前の計画から大きく変わり、春日部駅における東武アーバンパークラインのホームが増え、東武スカイツリーラインとの相互乗り入れが容易になり、運行本数の増加も可能になったものです。
これにより県の東西方向、南北方向を結ぶ交通結節点として、春日部駅の持つ拠点機能がより一層高まることになります。
また、東武アーバンパークラインについては将来の複線化にも対応できる形態とも伺っております。
将来的に東武アーバンパークラインの利便性が更に高まり、東日本の玄関口であります大宮駅と成田空港のある千葉県との時間的距離が縮まってまいります。
この輸送改善計画は、春日部市のみならず埼玉県東部地域を更に発展させる可能性があり、先日も石川良三春日部市長ともども評価したところでございます。
次に、輸送改善計画が提出されてから、この間、県は春日部市と東武鉄道との協議をどのように行ったかについてでございます。
輸送改善計画が提出されたことで、連続立体交差事業と併せて考えるべき鉄道施設の前提条件が明確になりました。
今月には私と根津嘉澄東武鉄道社長との意見交換、また、私と春日部市長との意見交換をそれぞれ行う機会があり、その際に大枠についてしっかり進めていくことで意見が一致しております。
一方、この約3か月間に担当者間で頻繁に協議を重ねてまいりました。
現在、三者にとって最良の計画となるよう、鉄道施設の位置や施工方式の検討に着手しております。
次に、今後、どのように県がリーダーシップをとり、協議を加速させ、具体化していくのかについてでございます。
踏切除却に加えて、鉄道沿線の利便性を高める輸送改善が実施されることで、連続立体交差事業の意義がより高まったものと考えられます。
連続立体交差事業着工までの必要な手続きとして、国との設計協議、都市計画決定手続き、国の事業認可の取得などがあります。
これまで以上に地元春日部市と東武鉄道が共存共栄できるような連携を図り、今後、国との設計協議に必要な鉄道施設の位置や施工方式などの検討及び概略設計を進めてまいります。
これらの成果を踏まえて、平成29年度には国との設計協議を開始したいと考えております。
長い間お待たせしましたが、やっとスタートラインにつくことが出来ました。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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