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掲載日:2023年5月9日
Q 岩崎 宏 議員(自民)
昨年3月に国道140号、皆野秩父バイパスが全線開通し、西秩父地域へのアクセスが格段に向上いたしました。しかし、地元からは周辺道路の混雑と交通安全上の問題から、西秩父と秩父市街地を結ぶ(仮称)長尾根トンネルの整備を求める声が上がっています。
秩父郡市全体で組織している秩父地域基幹道路建設促進議員連盟では、国や県に対して毎年長尾根トンネル事業化を要望しています。ここ2年は国交省の牧野副大臣と面会し、事業の重要性を訴えてまいりました。牧野副大臣からは、「国も支援するが、埼玉県が事業主体であるので、地元埼玉県がしっかり事業計画を練る必要がある」との話がありました。西秩父から秩父市街地に行くには、蒔田から回り込むか、秩父ミューズパーク方向を南へ向かい峠を越える必要があります。先ほども指摘した県内最下位である秩父地域の病院搬送時間の短縮が図れるほか、災害時の迂回ルートとしても活用できるこのトンネルは、正に命の道路とも言えます。副大臣の指摘どおり、事業主体である県の決意が必要です。
そこで、今後の(仮称)長尾根トンネルの事業化について、県土整備部長の御見解を伺います。
併せて伺います。観光振興に資する県道古池地内にある双神トンネル付近の整備が事業化したことは承知しております。このトンネルは非常に狭く、大型観光バスが通行できないため、秩父三大つらら、三大氷柱めぐりなどの秩父周遊観光の支障となっています。現在の事業の進捗状況等についてお答えをいただきたいと思います。
A 西成秀幸 県土整備部長
まず、(仮称)長尾根トンネルの事業化についてでございます。
このトンネルは、秩父市内の秩父公園橋から長尾根丘陵を横断し、秩父市街地と小鹿野方面を結ぶ構想路線であり、利便性の向上や防災力の強化に寄与する路線と考えています。
秩父地域においては、平成30年3月に国道140号皆野秩父バイパスが全線開通し、秩父地域へのアクセス時間が大幅に短縮するなどの大きな効果が出ております。
また、国道140号の大滝地区で落石などが多発する区間をショートカットする延長約2キロメートルの大滝トンネルを平成30年度に新規事業化し、今後、重点的に整備を推進することとしております。
(仮称)長尾根トンネルの事業化につきましては、秩父地域の今後の交通状況や大滝トンネルの進捗状況などを踏まえ、秩父地域全体の効果的な道路網整備のあり方の中で検討してまいります。
次に、双神トンネル付近の整備についてでございます。
県道皆野両神荒川線の双神トンネル付近の整備については、狭隘なトンネルを迂回する延長930メートルのバイパス整備を進めています。
進捗状況につきましては、これまでに測量や設計を実施し、平成30年度から用地交渉を開始したところです。
また、この区間は大規模な盛土工事となるため、近隣で整備を行う大滝トンネルの発生土を活用する予定です。
平成31年度は、引き続き、用地買収を進め、大滝トンネルの発生土を受け入れるために必要な、仮設進入路の整備を行ってまいります。
今後とも、地元の皆様の御理解、御協力をいただきながら、事業の推進に努めてまいります。
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