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掲載日:2023年5月9日
Q 岡田静佳 議員(自民)
まず、飯能所沢線は平成27年12月定例会でも一般質問したように、市街地の渋滞解消に大きな効果が期待できるため、早期に工事、改良を進めるべきと考えます。第2工区まで暫定的に供用を開始していますが、東京都内まで県道としてつながっていないことから、一部の車両が岩崎交差点から西所沢駅方面へ流れ込むなど、市街地の交通渋滞の解消とまでは至っていません。第3工区の工事を早期に進め、供用を開始し、東京都と接続する都県境までの区間の事業着手に向け足掛かりとするべきです。
飯能所沢線の現在の整備状況と今後の見通しについて伺います。
また、西所沢駅のすぐ横に位置する県道所沢武蔵村山立川線の所沢第10号踏切はあかずの踏切で有名です。飯能所沢線の岩崎交差点から先は4車線の整備が終わっているのに2車線しか開通できないように狭窄をし、大型車両の進入も規制しているため、西所沢駅に隣接する踏切に入らざるを得ず、渋滞を引き起こしています。私も休日の昼間ですが、金山町交差点から200メートルくらいの移動に18分かかったことがあります。踏切と連動式になっている交差点信号は踏切が開いてもすぐ青にならないため、連動していないという指摘もあります。所沢市の調査によると、平日の7時から9時、休日の11時から13時と16時から17時の遮断時間は1時間当たり40分を超えています。
県は、所沢第10号踏切の交通量を把握しているのでしょうか、渋滞の改善策をどのように進めてきたのでしょうか。西所沢駅踏切の混雑緩和についてどのように考えているか、お伺いします。
加えて、この踏切は、県立所沢高校の生徒が必ず通る踏切です。カラー舗装対策だけでは歩行者の交通量は減少できません。打開策がないなら、所沢市が進めている西所沢駅の西口開設の自由通路及び橋上駅舎化の整備事業に対する補助要望が出されていますが、それに応えていただくことはできないでしょうか。
所沢第10号踏切は、踏切道改良促進法に基づき来年度改良すべき踏切道、自動車と歩行者のボトルネック踏切として指定されることが予想され、埼玉県と西武鉄道株式会社が何らかの対策を講ずることになります。自由通路の設置は所沢第10号踏切の安全対策として大いに貢献できるものと考えられます。西所沢駅における所沢市の東西自由通路及び橋上駅舎化の整備事業に対して補助はできないでしょうか。
以上、県土整備部長にお伺いします。
A 西成秀幸 県土整備部長
県では、所沢市内で慢性的な渋滞が発生している県道東京所沢線のバイパスとして、飯能所沢線の整備を進めています。
御質問の第3工区については、用地買収率は87%、工事進捗率は10%で、一部区間では道路改良工事を実施しています。
その先の都境までの工区は、東京都と歩調を合わせて整備する必要があり、都は平成37年度までに優先的に整備するものと位置付けてます。
この工区の早期事業化に向け、東京都と調整を図ってまいります。
また、西所沢駅踏切を通過する県道の交通量は12時間当たり約7,500台であり、これまでの飯能所沢線の整備により約25%減少しました。
引き続き、飯能所沢線の整備を進め、西所沢駅踏切の一層の混雑緩和に努めてまいります。
次に、西所沢駅における東西自由通路及び橋上駅舎化の整備事業費に対しての補助につきましては、エレベーターの設置など駅のバリアフリー化に取り組む市町村への県の補助制度があります。
また、国では自由通路などの整備に対する補助制度があり、県としては、必要に応じ所沢市に対し技術的な支援を行ってまいります。
さらに、市では西所沢駅西口の開設に併せて市道拡幅などを進めており、県ではそこに接続する県道の交通安全対策として、平成31年度に歩道整備工事を予定しております。
今後とも、西所沢駅踏切の混雑緩和に地元市とともに取り組んでまいります。
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