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ページ番号:147701

掲載日:2023年5月9日

平成31年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(大嶋和浩議員)

利根川新橋について

Q   大嶋和浩   議員(県民 

利根川新橋の架橋については、私自身、平成29年12月定例会の一般質問でも取り上げさせていただいておりますが、この地域における正に重要案件であるため、改めてその取組についてお伺いさせていただきます。
この通称利根川新橋と言われる架橋が求められている地域は、利根川を渡るための隣の橋までの距離はおよそ10キロメートル、極めて間隔が開いているため、利便性はもちろんでありますが、上流の刀水橋、下流の武蔵大橋では朝夕の交通渋滞も激しく、この地域では救急医療や高度医療に関しては現状として隣県である群馬県との連携が大変重要な地域でもございますので、緊急時の救急搬送や災害時の懸念が大変大きくあるところでございます。
この埼玉県北部地域と群馬県南部地域は古くから結び付きが強く、県境を越え、社会経済活動が一体化して発展してきた地域であり、近年この地域は新幹線の停車駅である熊谷駅や本庄早稲田駅、湘南新宿ラインや上野東京ラインの開業により更に利便性が高まった高崎線の始発駅となる籠原駅、また、首都圏中央連絡自動車道の整備の進展や北関東自動車道の全線開通などインフラ整備が進んでまいりました。これら両県の鉄道、道路、インフラを最大限に生かし合い、また、補い合いながら発展していくことが求められているところでございます。
このたび、群馬県を拠点に長年活動が行われてきたラグビーのパナソニックワイルドナイツの熊谷市への本拠地移転の意向が示されたところでございますが、いよいよ改修を終え、今年秋の開催を控えるラグビーワールドカップ2019の会場となる県営熊谷ラグビー場をはじめとする熊谷スポーツ文化公園も、群馬県側からもこの公園に来場したいという声も年々大きくなってきており、このスポーツ文化公園近くには熊谷市による新しい道の駅設置の準備も進んでおり、これまで申し上げてきた日常生活の利便性をはじめ防災上の対策、さらには群馬県と埼玉県の一層の交流を図るためにも、この利根川新橋の架橋は欠かせないものとなっております。
埼玉県においても、これまで架橋の検討については、群馬県との連携を図り対応をいただいているところでございますが、群馬、埼玉両県の地元自治体の議員連盟の設立やこれらの要望活動の活発化、さらには利根川新橋を架ける市民の会による活動をはじめとする地元住民の機運の高まりなど、群馬、埼玉県両地域における地域の要望もますます高まっております。
そこで、是非とも年々高まる地元の要望をお酌み取りいただき、お尋ねをさせていただきますが、利根川新橋の架橋に向けた検討状況と今後の見通しについて、県土整備部長にお尋ねをさせていただきます。

A   西成秀幸   県土整備部長

この新橋については、これまで埼玉県と群馬県で構成する「群馬埼玉地域連携道路網検討会」において、ルート案の比較や架橋に支障となる河川占用物件の移転方法の検討などを進めてまいりました。
平成30年度は、隣接する橋りょうの渋滞状況調査や整備効果の再検証を進めています。
架橋が想定される区間には、河川占用物件であるグライダー場があり、この施設への影響が避けられません。
また、利根川では、国による堤防強化事業が実施されており、架橋が想定される区間につきましても、今後、順次整備を進めていくと聞いております。
今後の見通しにつきましては、利根川の堤防強化事業による影響にも考慮しながら、群馬県と連携して国やグライダー場などの関係機関と調整の上、必要な検討を進めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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