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掲載日:2023年5月9日
Q 福永信之 議員(公明)
単線であるJR川越線の複線化は利用者の悲願です。複線化よりも先に荒川に架かる橋りょうの架換えが決まりました。国土交通省の荒川堤防かさ上げと調節池造成に伴う工事です。国土交通省もJR東日本も現段階では単線のまま架換える計画です。さきの12月定例会では中野英幸県議が複線化を取り上げ、「JR東日本に対して働き掛けてまいります」との答弁がありました。
そこで、知事にお尋ねします。
まず、中野議員への答弁以降の働き掛けの状況をお示しください。
そして、荒川の橋りょう架換えが最大の勝負どころです。これが単線のままだと永久に複線化はできません。知事がリーダーシップを発揮し、さいたま市、川越市に声を掛け、一致結束して複線化の幅員を持たせた架換えにするよう、国とJR東日本に要請すべきと考えますが、御所見をお聞かせください。
A 上田清司 知事
JR東日本に対する働き掛けの状況についてでございます。
JR川越線は大宮と川越を中心とする県西部方面を結ぶ路線であり、沿線の通勤通学の足としての役割を果たすなど、地域の重要な路線です。
複線化については混雑の状況や沿線開発に伴う今後の輸送需要の動向などを総合的に勘案した上で、基本的にはJR東日本の判断により行われるところでございます。
県は31年2月にJR東日本の本社及び大宮支社に対し、増発を可能にするための川越線の複線化について要望を行いました。
JR東日本は、複線化には多額の設備投資が必要となり、現在の利用状況では複線化の必要性は低いという判断をしておられました。
次に、さいたま市、川越市と結束して複線化の幅員をもたせるために国及びJR東日本に要請すべきについてでございます。
荒川橋りょうの架換えは川越線の複線化を促す良い機会だと思っております。
平成30年11月にJR東日本、国、さいたま市、川越市及び県で、川越線の荒川橋りょうの架換えを含む荒川調節池整備概要やスケジュールについて情報共有や意見交換をいたしました。
その後、国に対して荒川調節池の整備の進捗を確認したところ、計画を具体化するため、河川敷において地質などの調査を実施しているとのことでございました。
川越線は沿線開発の進展などにより利用者数はこの10年間で約1割増加しており、今後も沿線の開発が進めば更に利用者の増加も期待できるものと考えます。
また、複線化により東日本の玄関口である大宮と県西部の主要都市である川越市の間の輸送力が向上し、観光振興や経済面でも効果が期待できます。
県といたしては地元市と連携してその意向を踏まえ、複線化が可能な幅員を持った橋りょうの架換えを絶対的に国及びJR東日本に対して強く要請し、実現していかなければならないと考えております。
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