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掲載日:2023年5月9日

平成31年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(大嶋和浩議員)

ロケーションサービスとロケツーリズムへの取組について

Q   大嶋和浩   議員(県民 

埼玉県内では地域の皆様の熱心な活動により、行田市が舞台の一昨年の「陸王」に続き、昨年は「下町ロケット」の撮影支援を行い、いずれも大変な話題作として注目を集めました。このほか様々な映画、CMロケなどがいずれも多く県内で行われてきたと伺っております。やはり撮影現場では様々な御苦労をいただいているお話をたびたび聞いておりますが、正に地域のために手弁当で活動されている皆様の姿がいつも目に浮かびます。
外国からの観光客も依然として多い状況の中で、ロケツーリズムなどロケ地めぐりも重要な観光の資源の一つであり、これらの撮影誘致の取組を最大限に生かすためにも、撮影実績が豊富な本県においても撮影実績を観光に最大限に生かす取組が求められていると考えます。この撮影実績の観光化については、現場であるそれぞれの市町村の取組ももちろん重要ではありますが、埼玉県としてはこれらを支援すると同時に、県としてもこれまで全国でも屈指の撮影実績を観光資源の一つとして大いに発信すべきと考えます。
そこで、埼玉県としてのロケーションサービスとロケツーリズムのこれまでの取組と今後の展開について産業労働部長にお尋ねをさせていただきます。

A   渡辺   充   産業労働部長

映画やドラマの撮影が地域で行われると観光面での効果が生じると言われています。
そのため、県では埼玉県物産観光協会と連携し、映画などの撮影の誘致に取り組んでおります。
物産観光協会が運営する「埼玉県ロケーションサービス」では、映像業界に精通した職員がロケ地案内やエキストラ募集などを行い、あらゆる相談に対応しております。
また、ホームページやSNSなどで、ロケ地としての本県の魅力を積極的にPRしています。
こうした取組により、昨年度は「陸王」をはじめ延べ700本を超える映画やドラマ、CMなどの撮影が本県で行われました。
また、ロケ地を巡る「ロケツーリズム」は、観光客や観光消費額を増やしていくための仕掛けとして重要です。
「陸王」では忍城址をはじめ行田の街並みが数多く映し出され、その魅力が全国に発信されました。
行田市ではこのチャンスを生かし、ロケ地マップを作成するなど、地域をあげてロケツーリズムによる観光振興に取り組んでおります。
「陸王」の放映により多くの方がロケ地を訪れ、飲食や土産の購入などその経済波及効果はドラマ放映中の3か月間に限っても10億円以上と推計されています。
県においても秩父市と横瀬町が舞台となった「心が叫びたがってるんだ。」などの人気作を活用し、埼玉ゆかりの舞台地を巡るスタンプラリーを実施しています。
今後はさらに、県内31のフィルムコミッションとの協働により県全域のロケ地マップを作成するなど、都心から近いという地の利を生かし、多くの方に埼玉を周遊していただけるよう取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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