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掲載日:2022年8月15日
Q 深谷顕史 議員(公明)
本県の排水機場は、河川放水路に18機場、調節池に26機場あります。河川放水路の18機場は、予防保全型の修繕計画が定められておりますが、調節池の26機場は長期修繕計画が策定されていません。したがって、防災上、極めて重要な設備であるにもかかわらず、壊れたら交換するという対応で、いざというときに正常に作動するか不安が残ります。
排水機場のポンプや電気設備は設置後15年でオーバーホール、30年で交換となっておりますが、標準的な耐用年数を経過しているのが、河川放水路の排水機場で7機場、調節池の排水機場で7機場、合計14機場あり、早急な対策が必要です。
また、県管理の水門は8カ所あります。水門についても、長期修繕計画が策定されていません。水門の電気設備については、早急に予防保全型の修繕計画を定めるべきと考えます。その他、老朽化が進む樋門や樋管が正常に機能を果たしているのか、今回の災害を機に、より綿密な動作確認を加えた点検を実施すべきと考えます。
そこで、今後の排水機場、水門、樋門や樋管の保全計画について、県土整備部長にお伺いいたします。
A 中村一之 県土整備部長
県が管理する排水機場のうち、内水排除を目的とした18機場については、議員お話しのとおり、予防保全型の修繕計画である長寿命化計画をすでに策定しています。
現在は、調節池に設置されている26機場を対象に、令和元年度中を目指し、長寿命化計画の策定を進めています。
和2年度からは、県が管理する水門・樋門・樋管を対象とした計画策定を予定しているところです。
なお、水門・樋門・樋管につきましては、台風第19号通過後に被災状況調査を行いましたが被災は確認されておりません。
今後、来年度の出水期までに点検を行うとともに、出水期中も動作確認を実施するなど、機能確保に努めてまいります。
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