埼玉県議会 県議会トップ画像

本会議及び予算特別委員会の生中継・録画中継をご覧になれます。

会議録の内容を、検索したい言葉や発言者などで検索できます。

ここから本文です。

ページ番号:170264

掲載日:2022年8月15日

令和元年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(美田宗亮議員)

つくばエクスプレスの利便性向上について

Q   美田宗亮  議員(自民

平成17年に開業したつくばエクスプレスは、開業当初の輸送人員について1日当たり約15万人でしたが、平成30年度には約38万6,000人まで増加しております。県内にある二つの駅でも、開業当初から輸送人員は伸び続けており、三郷中央駅が約3.8倍の約1万5,000人、八潮駅が約3.2倍の約2万4,000人となっております。現在でもつくばエクスプレスの沿線では開発が続いており、利用者の更なる増加が見込まれる中、地元から混雑緩和策を求める要望がここ何年も強く出ているところです。
平成29年12月定例会で私が一般質問させていただいた混雑緩和策のうち、現在6両編成で運行している車両の8両編成化について、本年5月、事業の実施が決定いたしました。地元からの要望が実現に近づいたことは大変喜ばしいことと思っております。
しかし、8両編成化のサービス開始の予定時期は2030年代前半と、工事期間は10年を超えております。現在の混雑率169%である現状において、これでは遅過ぎます。通勤・通学の混雑緩和策として早急に8両編成化を進める必要があると考えておりますが、県としてどのように対応するのか企画財政部長にお伺いいたします。
また、つくばエクスプレスの東京駅延伸については、平成28年4月に出された国の交通政策審議会の答申に位置付けられております。沿線住民の都心へのアクセス向上や三郷市、八潮市といった沿線地域の更なる発展のため、東京駅延伸も必要と考えておりますが、県としてどのように対応するのか、併せて企画財政部長にお伺いいたします。

A   石川英寛   企画財政部長

まず、混雑緩和策として8両編成化を進めることについてでございます。
つくばエクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道株式会社では、利用者の増加に対応して、順次、混雑緩和策を講じてまいりました。
乗車スペースを確保するため、平成29年度から座席の配置をボックスシートからロングシートに変更しており、今年度中に完了する予定です。
また、今年度末までに新たに5編成30両の車両を導入し、朝のラッシュ時間帯である7時半から1時間、最も混雑する区間で運行本数を22本から25本まで増やすなど、輸送力を増強する予定です。
更に、抜本的な混雑緩和策として、今年度から8両編成化事業を実施することを決定しています。
既に秋葉原駅では、追加する2両分のホーム延伸工事に着手しており、他の駅についても、順次、工事を進めることとしています。
つくばエクスプレスの路線は、地下と高架の構造となっており、駅への資材搬入が難しいこと、列車が運行しない夜間のみの短い時間の工事となることから、議員御指摘のとおり10年を超える工事期間となる予定です。
県としては、混雑緩和のために8両編成化を進めることは大変重要だと考えており、地元からの要望も踏まえ、工事期間をできる限り短縮するよう会社に対し働き掛けてまいります。
次に、つくばエクスプレスの東京駅への延伸についてでございます。
つくばエクスプレスの東京駅への延伸は、平成28年4月の交通政策審議会答申において、「沿線と都心とのアクセス利便性の向上」などの意義があるとされております。
一方、課題として「高度に土地利用が進んだ都心での事業となるため、関係地方公共団体・鉄道事業者等において、導入空間に係る事業費等を踏まえつつ事業計画の十分な検討が行われることが期待」されると示されております。
答申の実現に向けましては、建設に伴う多額の投資に対する財政確保などについて、沿線自治体を始めとした関係者との合意形成が必要となります。
県としては、つくばエクスプレスの東京駅への延伸について、関係自治体と十分連携して対応してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?