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掲載日:2025年5月1日
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事業者名 | セキネシール工業株式会社 |
代表者名 | 代表取締役社長 関根 俊直 |
設立 | 1962年1月 |
所在地 | 埼玉県比企郡小川町下里1503 |
主な事業内容 | 特殊機能紙の製造・販売 |
従業員数 | 53人 (令和7年4月1日現在) |
ホームページ | http://www.sekineseal.co.jp |
セキネシール工業株式会社は、創業以来、地域に根ざした企業として地元との関わりを大切にしてきました。従来から地元の
祭りへの協賛や寺院への寄付などを行い地域の文化や伝統を支えてきました。
しかし、これらの活動は主に支援的なものであり、会社として積極的に地域課題の解決に関与するものではありませんでした。
一方で、2023年頃からは、より能動的に地域貢献を行うべく、新たな取り組みを本格的に開始しました。きっかけの一つは、
小川町が消滅可能性都市県内2位であるという危機感でした。地域が消滅したら地域経済も衰退、町内の雇用が約4割を占める中
では、我々の事業継続も危ぶまれます。そこで私たちは、ものづくり企業としての知見を活かし、工場見学の受け入れやインタ
ーンシップを通じて次世代育成に力を入れ始めました。また、移住者と地域の資源をつなぐ活動にも注力しています。さらに、
オープンファクトリーの開催を通じて地域産業の魅力を発信し、新たな交流の場を生み出しています。
これらの社会貢献活動は、単なるCSRではなく、地域と共に持続可能な未来を築くための取り組みとして位置付けています。
今後も、企業の枠を超えて地域と連携し、小川町の発展に貢献していきます。
地域の環境保全の一環として、槻川の清掃活動を50年以上の前から続けてまいりました。2025年4月からは、工場の全従業
員が年1回参加することで、自然環境の維持に貢献しています。
地元の小川七夕祭りに協賛金を提供するとともに、地元有志がお化け屋敷を開催する際の暑さ対策としてスポットクーラー
の貸し出しを行い地域文化の継承を支援しています。
地元の小中学生を対象に、年1回以上の工場見学を実施しものづくりの魅力を伝えています。
2024年は25名ほどの参加がありました。
▲工場見学の様子
高校生対象の職場見学を年2回実施し、10名以上の参加者がありました。
また、大学生には夏休みを利用した5日間のインターンシップで、実務の体験をしていただきキャリアの形成を支援してい
ます。2024年は「セキネシール工業の広報になりきろう」というテーマで開催しました。
▲インターンシップの様子
地域のものづくり企業と協力し、工場を公開するイベントを開催し、地域産業の魅力を発信しています。
これらの活動を通じて、地域と共に持続可能な未来を築いていきます。
■河川の清掃活動では、社員が地域環境の保全に関わることで、社員の環境意識が高まることを実感しております。
■地元祭りへの協賛・備品貸し出しでは、地域の方々から感謝の声をいただき、企業としての信頼関係が強まりました。
また、社員も地元文化に触れる機会となり、地域への愛着が深まっています。
■工場見学の受け入れは、子どもたちにものづくりの魅力を伝えられるだけでなく、「地元にこんな会社があるんだ!」と
興味を持ってもらうきっかけになりました。将来の採用活動にも良い影響が期待できます。
■インターンシップ活動では、学生が実際の仕事に触れることで職業理解が深まり、「就職先としても考えたい」という声
も聞かれ、企業の魅力を伝える場として有意義でした。
■オープンファクトリーと現在企画中の地域寮の開発は、地域活性化につながる取り組みとして期待されています。これらの活動
を通じて企業と地域の結びつきが強まり、持続可能なまちづくりに貢献できていると実感しています。
今後、セキネシール工業株式会社は、地域と企業が共に成長できる社会貢献活動をさらに発展させていきます。特に、近隣事
業者と連携したオープンファクトリー活動と移住者と地域を結ぶ地域寮の開発に注力し、地域活性化に貢献していく考えです。
オープンファクトリー活動では、近隣のものづくり企業と協力し、工場を一般公開するイベントを開催します。地域住民や観
光客に製造現場を体験してもらい、ものづくりの魅力を発信するとともに、地元産業の認知度向上を図ります。また、企業同士
の連携を深めることで、新たなビジネスチャンスを生み出し、地域経済の活性化につなげることを目指します。
地域寮の開発では既存の社宅の1階部分をリノベーションし、移住者が地域とつながるための拠点を創出します。地域の人が
気軽に入れる場所として、交流イベントや仕事紹介などを実施することで移住者がスムーズに地域に溶け込める環境を整えます。
これにより移住希望者の不安を軽減し定住促進で地域活性につなげていきます。
これらの取り組みを通じて、地域の魅力を再発見し、より多くの人が関わりたくなる町づくりを進めていきます。企業の社会
的役割を果たしながら、地域との結びつきを強化し、持続可能な未来を共に築いていくことを目指します。
私は幼いころから小川町で育ち、この町の自然や文化、人々の温かさに親しんできました。しかし近年、人口減少が進み、
「消滅可能性都市」とも言われる状況に寂しさを感じています。地元企業として、何かできることはないかと考え、工場見学や
インターンシップ、移住支援などの社会貢献活動に力を入れ始めました。企業の枠を超えて地域とつながり、この町が次の世代
にも受け継がれるよう、持続可能な未来づくりに貢献していきたいと考えています。
代表取締役社長 関根俊直
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