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掲載日:2023年12月21日
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事業者名 | 株式会社リハビリコンパス |
代表者名 | 代表取締役 袴田 徹 |
設立 | 2011年8月 |
所在地 | 春日部市梅田本町2-5-5桐要ビル3階B |
主な事業内容 | 介護福祉サービス事業(看護小規模多機能型居宅介護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、訪問看護など) |
従業員数 | 116人 |
ホームページ | http://www.compass100.jp |
コロナ禍で自粛期間が長く活動性が低下していることから、地域の高齢者は身体的な健康リスクや精神的苦痛が増していることが想定されました。弊社は介護・福祉事業をし、理学療法士等のリハビリテーション専門職が多く在籍するため、私たちの強みを生かし、コロナ禍でもできる限り要介護にならないよう、地域に貢献できないかと考えていました。
そんな時、春日部市地域包括支援センターの職員から、ふれあいウォーキング春日部の活動を聞きました。活動場所は屋外だったため、感染ピーク期でも続けられ、理学療法士・ウォーキングインストラクターという私たちの強みを生かしながら、地域高齢者の介護予防ができると思いました。そして令和3年7月に活動を開始しました。
藤の牛島駅前の藤棚の下で、ふれあいウォーキングの旗を目印としています。参加者は、春日部市が発行している「そらまめ手帳」を持参し、講師が押印します。地域高齢者は60代〜90代で、9割が女性です。活動当初は平均15名でしたが、現在は平均35名と広がってきています。周知方法は自治体の回覧を利用しましたが、ほとんど口コミで広がりました。
活動内容としては、講師からまず歩き方や姿勢・食事・自主トレーニング方法などのワンポイントアドバイスをし、全員で深呼吸→ストレッチ→脳トレ→筋力トレーニングへと負荷量を徐々に高めながら運動します。全工程は30分程度です。
▲運動
解散後は、ウォーキングへ行ったり、談笑したり、買い物へ行ったりと自由にしています。LINEグループを作り、専門職による健康情報や地域情報をアナウンスしたり、ふれあいウォーキングの決行や中止の連絡をしたりしています。
「体が軽くなった」「肩が挙がる様になった」「階段が楽になった」などの、身体的に改善が見られたという声が多く聞かれます。
家族に不幸があった方や入院した方などの精神的苦痛を感じているであろう方たちも、この活動や会話を楽しみにされ、少しずつ笑顔が増えているのがわかり、精神面での改善にも寄与しています。
そして、活動前には駅前の清掃をし、活動後にはラジオ体操を始めるなど、参加者自身も主体的に活動を作る側になっていることが、取り組んでよかったことです。
▲清掃活動
▲ラジオ体操
また、取組主体自身も、この活動を通して健康増進や医療・介護費の削減、商店を活性化し、歩くことが楽しい街づくりをしていきたいと、視座が高くなりました。
▲イベント後の集合写真
今後も引き続き、参加者の主体的な活動を応援し、この活動以外での参加者同士の交流を増やしていきます。また、ウォーキング時の景色の写真をLINEグループにアップするなどのイベントを開催することで、参加者の活動継続意欲を高め、参加者を集めていきたいです。
ウォーキングで健康増進するためには、自宅から歩ける範囲内に活気のある場を創造し、歩くことが楽しい街づくりをしていくことが必要だと感じています。空きテナントを改装し、シェアアトリエやシェアギャラリー、カフェなどを出店することで商店を活性化し、行政の活動にも協力しながら、歩くことが楽しい街づくりへ参画していきたいです。
平成23年に株式会社リハビリコンパスを創設し、現在5拠点10事業所の介護・福祉事業を運営しています。弊社は、病気や障がいを抱えても、限りある命を自分らしく生きる、その可能性をひらく会社です。要介護状態にならないよう、健康増進を通じて社会保障費を削減し、持続可能な街づくりをすることで未来の子ども達に貢献できるように、ふれあいウォーキング春日部の活動を続けていきたいです。
株式会社リハビリコンパス 代表取締役 袴田 徹
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