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ページ番号:124862

掲載日:2023年5月10日

平成30年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(伊藤雅俊議員)

さいたま新都心西口に新たな賑わいを創出するために

Q   伊藤雅俊議員(自民)

今でも幅広い世代から人気を博している「機動戦士ガンダム」というアニメがあります。2009年にお台場に18メートルの実物大ガンダムが登場した際には、52日間という短期間にもかかわらず、その来場者数は何と415万人に上りました。周りには関連ショップが立ち並び、関連商品販売や放送、映画なども含めれば、その経済効果は何と年間で3,000億円に上ったと言われております。
以前、私は平成25年2月定例会の一般質問において、にぎわい創出のために、さいたま新都心の西口のけやきひろばの空き地部分にガンダムのライバルであるシャア専用ザクを持ってくるべきだという提案をさせていただきました。その質問に対する答弁は、目の覚めるようなビッグアイデアだが、けやき広場の地下の大部分は高速さいたま新都心線が走っており、その上部に大きな工作物を設置するのが困難ということ、また、けやきひろばでは、イルミネーションなど様々なイベントが比較的狭いスペースの中で開催されていることから、設置は難しいとのことでした。非常に残念であります。
街びらき以来、埼玉のつじとしてにぎわいの創出をコンセプトに掲げてきたさいたま新都心。2病院の移転により一部コンセプトの変更はありましたが、まだまだあきらめてはいけないと思います。
そこで、提案をさせていただきます。小児医療センターの東側に、月のひろばという広大な国有地があります。そこに、等身大のシャア専用ザクを持ってくることはできないでしょうか。さいたま新都心駅からの動線が長いこともあり、スーパーアリーナ等に来てもすぐに帰るだけで、地元にお金が落ちないという課題の解消にもつながりますし、スーパーアリーナやけやきひろばとコラボしたイベントの開催など、幾らでも考えられます。また、目の前にある小児医療センターの患者さんたちのシンボル的存在にもなると思いますし、県全体にもたらす経済効果も計り知れないと思います。実現すれば、埼玉県の聖地になることは間違いありません。この提案に対する御所見を都市整備部長にお伺いいたします。

A   野川達哉   都市整備部長

さいたま新都心は首都機能の分担、自立性の高い都市圏の創造と同時に、人・物・情報が行き交い、活気に満ちた都市空間の実現を目指して整備が進められてまいりました。
西口地区においては、年間約80%の稼働率を誇るさいたまスーパーアリーナや毎年約200万人の利用者があるけやきひろばを中心に、活気や賑わいを創出しているところでございます。
その西口地区に新たな賑わいを創出するため、小児医療センターと関東財務局などがある合同庁舎1号館に挟まれた「月のひろば」に、アニメに登場する等身大のシャア専用ザクを持ってくるという御提案でございます。
県では、「アニメだ!埼玉事業」として、アニメによる観光事業を推進しているところでございます。
スーパーアリーナでは、昨年8月に3日間で約8万1,000人のファンが来場した「アニメロサマーライブ」を始め、アニメ関連のイベントも数多く開催されております。
このようなことから、等身大のシャア専用ザクなど、多くの来場者が見込まれるアニメキャラクターの活用は、新たな賑わいづくりという観点からは、大いに期待できるものと考えております。
また、御提案の国が管理する「月のひろば」は、これまであまり利用されておらず、イベント等に活用することができれば、回遊性の高まりと併せて、より広いエリアにおける賑わい創出に高い効果が見込まれます。
一方において、この「月のひろば」は、ほぼ全面を使って月の満ち欠けが表現されております。これは合同庁舎の建設時に展開されたアート計画の一環で、世界的に活躍している芸術家の長澤伸穂さんによる作品です。
このため、活用に当たりましては、このような現状やさいたま新都心全体のまちづくり、景観などに十分配慮する必要があります。
また、災害時におけるオープンスペースという役割があるなど、利用には一定の制限があると伺っておりますので、大きな工作物の設置は困難ではないかと考えられます。
さいたま新都心では、地区内の地権者などで構成された「さいたま新都心まちづくり推進協議会」を中心に、イベント開催など、まちの賑わい創出に向けた取組を行っております。
この協議会には国やさいたま市も参画しておりますことから、まずは協議会に、「月のひろば」がにぎわい創出に活用できないか提案してまいります。
その中で、どのようなイベントができるのかなど、検討してまいります。
さいたま新都心西口の賑わい創出につきましては、スーパーアリーナやけやきひろばの魅力アップによる活性化を図るとともに、国やさいたま市、地域の関係者と連携を図りながら一体となって取組を進めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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