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掲載日:2023年5月10日
見沼田圃ならではの斜面林、そして今は残り少なくなってしまった田んぼの風景を眺めると、営々と続けられてきた見沼田圃干拓の歴史を感じることができます。見沼田圃、見沼地域の斜面林の機能には、1つ、地域の生物多様性を維持保全する機能、2つ、ヒートアイランド現象などの都市環境の緩和機能、3、地域住民に潤いや安らぎを与える歴史的、文化的景観機能、4、農業生産上の防風機能や有機質肥料の提供機能、5、未来を担う子供たちや家族への環境教育の場としての機能など、多面的な実に多くの機能と役割があります。
埼玉県の見沼田圃の保全対策の推進部門としては、企画財政部土地水政策があります。斜面林の多面的な機能と役割を将来に発展させていくには、庁内出先機関の全ての関係部局を取りまとめての総合的な対応が不可欠と考えられます。見沼田圃の自然、歴史、文化を県民のかけがえのない環境資産として後世に伝える埼玉県の強い意思表示が必要です。
様々な緑地形態で一体的な保全・活用・創造を進めるべく、全ての関係部門を統括する、そして指導する知事としての見解を伺います。
斜面林は景観上の魅力などにより多くの方々にうるおいや安らぎを与えるとともに、農業上の防風や雨水の保水などの機能を果たしています。
そのため、庁内の関係部局、更に両市の関係各課が一堂に会する連携会議において、国の補助制度や見沼田圃保全のための基金の活用など新たな保全対策を総合的に検討しているところでございます。
また、見沼田圃の斜面林を県や市が買い取るだけではなく、多くの方々が斜面林の保全に関わっていくことが重要と考えます。
例えば、さいたま市みどり愛護会では斜面林において小学校4年生を対象に自然野外観察事業を行っています。
また、多くの市民団体が斜面林の下草刈りや清掃などを行っております。
こうした活動を通じまして、斜面林保全の機運が高まっていくものと考えております。
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