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ページ番号:124421

掲載日:2023年5月10日

平成30年2月定例会 代表質問 質疑質問・答弁全文(小島信昭議員)

順天堂大学医学部附属病院等の整備促進を 

Q   小島信昭議員(自民)

「約束した政策を一つひとつ実行に移し、結果を出していく」、これは第四次安倍内閣発足後の初めての国会演説となる安倍総理の所信表明演説の一言です。私も国民の一人として、さすがだなと思いました。
一方、知事はどうでしょうか。公約を破って出馬した知事選において公約したのが、埼玉NEXTイニシアティブ2025です。──  余り反応ありませんけど。10年後を見据えた3大政策を掲げ、「2025年への挑戦」と銘打ち、医師不足への対応や医療体制の強化のため、大学病院、医学部大学院を誘致することを約束したわけであります。
そもそも大学病院の誘致は、国の岩盤規制である病床規制に風穴をあけたからこそ実現できたものであることは言うまでもありません。そして、その風穴をあけたのは自由民主党議員団であると自負をしております。平成25年9月に立ち上げた埼玉県議会医学部新設及び総合病院誘致推進自民党懇話会の地道な活動、そして自民党国会議員のお力添えがあって実現したものであります。正に、そこまでお膳立てしたわけですから、あとは行政に任せておけば大丈夫だと思っておりました。
順天堂大学の病院整備計画を採用したのは平成27年3月で、公募条件は平成30年3月までの着工となっています。あれから既に3年がたとうとしています。知事が県民に約束したことを実行に移し、実現できていれば、本来なら来月までに着工していたはずのものでした。
自由民主党議員団も行政に任せていたとはいえ、ここぞというときにはしっかり対応してまいりました。例えば附属病院の建設に当たって、さいたま市に計画上の課題があると聞けば、自民さいたま市議と協力し対応いたしました。また、浦和美園のまちづくりに関して順天堂が心配していると聞けば、古川参議院議員、自民党県議、自民さいたま市議が直接順天堂の小川理事長に会い、率直な意見交換をさせてもらいました。
「順天堂は浦和美園には来ない」、これは私の地元であるさいたま市岩槻区の医療関係者から聞いた話であります。何も進捗がない、何も動きが見えない。これでは、そう思われるのも仕方ないことだと思います。
そこで、知事にお伺いいたします。県は、この3年間、順天堂大学医学部附属病院等の整備に向けて何をしてきたのでしょうか。そして、本当に順天堂は浦和美園駅に来るのでしょうか。公募条件である平成30年3月は、もう目前です。残された期間で県としてどのように対応していくお考えなのでしょうか。知事が約束したことの結果をお示しください。

A   上田清司   知事

この3年間、病院整備に向けて何をしていたのかについてでございます。
今回の病院整備は喫緊の課題である医師不足地域への医師派遣や先進医療の提供を可能にするため、県が既に区画整理事業が始まっていた浦和美園地区に大学附属病院や大学院などを誘致したものでございます。
このため、区画整理事業地内での病院整備予定地の確保と、既存の土地利用計画と大学が希望する土地利用との調整が大きな課題となりました。
候補となった土地は区画整理事業地内の3区画にまたがっており、大学はこれらを一体的に活用したいという希望がございました。
このうち民有地であった1区画は地権者の御理解をいただき、県議会の御同意を得て平成28年度末までに県が取得しました。
公益的施設用地であった残りの2区画も平成29年6月に市議会の議決をいただき、さいたま市に取得していただいております。
土地利用上の規制緩和をはじめ浦和美園地区の街づくりについては、さいたま市が主体的に対応していただく必要がございます。
このため県では、さいたま市の関係部局と大学との間で課題を一つひとつ調整し、ここに来てようやく土地利用についても一定の目途が付きました。
次に、本当に順天堂は浦和美園に来るのかについてでございます。
私は順天堂の小川理事長から直接、浦和美園に進出する旨を伺っております。
必要に応じて、私自ら小川理事長と連絡を取り合い、常に率直な意見交換ができる信頼関係を築いております。今年も既に2回小川理事長にはお目にかかっています。
次に、残された期間で県としてどのように対応していくかについてでございます。
大学からは整備スケジュールが遅れたとしても、段階的に整備を進め、最終的に800床全てを整備したいとの意向が示されております。
今後、スケジュールを見通した病院整備計画の変更が大学から提出されることになっています。
3月末に予定している医療審議会で、この整備計画の変更案を御審議いただくことになっております。
また、大学からは今後このプロジェクトを円滑に進めるため、確認書を取り交わしたい旨の申し出がありましたので、現在その内容を検討している最中でございます。
順天堂大学は、全国トップの臨床研修医マッチング数をはじめ、医師国家試験合格率は過去3年間の平均で全国第2位、医学系大学院生数も私立大学でトップを誇るなどまさに日本を代表する優れた医学系の大学でございます。
浦和美園地区への順天堂大学附属病院などの誘致は、本県全域の医療提供体制を飛躍的に向上させると確信しておりますので、課題を一つひとつ解決し、しっかりと所期の目的を実現したいと思います。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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