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掲載日:2023年5月10日

平成30年2月定例会 代表質問 質疑質問・答弁全文(浅野目義英議員)

パラリンピックを見据えて共生社会を実現するという考え方

Q   浅野目義英議員(民進・立憲・無所属)

平昌2018パラリンピック冬季競技大会の開会式は来月3月9日です。オリンピックの感動と同様の感動を、またパラリンピックでは世界の人々に強く与えるはずです。2年後の2020年、平成32年には日本は世界で初めて2回目の夏季パラリンピックを開催する国家となります。1964年、昭和39年に開催された東京オリンピックですが、御存じでしょうか、パラリンピックという名称が初めてこのとき使われました。また、現在の開催様式のルーツになったそうです。その後の日本における障害のある方々の社会参加を促し、生活や活動の支援体制の基礎ができた大会でもありました。
2年後の2020年、障害の有無にかかわらず世界中から日本へたくさんの方々がお越しになられます。そして、パラリンピックでは障害のある選手たちの圧倒的なパフォーマンスを直接見詰めることができます。彼らの活躍を見た全ての人が、みんなが違って当たり前と意識し、お互いの権利や尊厳を大切にいこうと考えるはずです。パラリンピックは、支え合う共生社会の実現に向けて社会の在り方を好ましい方向へ変える力があると信じられています。
実は、東京2020大会は、埼玉県にとってみれば県の歴史上初めてパラリンピックを開催するということになると言えます。埼玉県にとり、この共生社会の実現の理想に命を吹き込む絶好のチャンスであると思います。身障者用駐車場には健常者は止めないというルールさえも守り抜けない一面が、我が国にはまだまだ存在していますが、パラリンピックを契機とした埼玉県の共生社会実現について、知事の認識を伺いたく思います。

A   上田清司   知事

「共生社会」の実現には、障害者の社会参加や障害者に対する周囲の方の理解の促進が重要であると認識しています。
東京パラリンピックは障害者スポーツへの関心を高め、ひいては、障害者の理解を進める絶好の機会だと考えます。
県ではこれまで、熊谷スポーツ文化公園において障害者のスポーツ大会である「彩の国ふれあいピック」を毎年開催しております。
ここでは、参加選手とボランティアをはじめ、協賛企業など多くの皆さんとの交流を行っています。
また、強豪である日本生命の卓球部と県パラリンピック強化指定選手、地元の中学生などとの交流をはじめ、障害のある方とない方との交流イベントを積極的に展開しているところでございます。
パラリンピックはスポーツの祭典であると同時に文化の祭典であると思います。
障害がありながら写真と見間違えるような精密な絵を描く鉄道画家の福島尚さんの作品展を開催したところ、1万7,000人もの来場者があり、障害者アートの魅力に多くの方が感動されました。
また、著名な振付家であります近藤良平さんによる障害者ダンスチーム「ハンドルズ」の公演を主催するなど文化を通じた交流も展開しております。
東京パラリンピックを見据え、スポーツやアートを通じた障害者の社会参加や障害者への理解促進を図り「共生社会」の実現を目指してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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