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掲載日:2024年4月1日
Q 鈴木正人 議員(県民)
子供の連れ去り問題は、DVなどの被害を回避する場合を除いて、連れ去る親のエゴがむき出しとなり、相手のパートナーや片親と引き裂かれる子供の気持ちを顧みないケースもあります。親としての自覚をしっかりと持っているのかと、疑いたくなるケースもあると感じております。
そこで、学校教育の段階で将来親になるための心得、子供を育てることの大切さやその尊さ、一緒になるパートナーへの思いやり、親としての振る舞いや行動についても、しっかりと教えることが大切だと考えます。学校教育現場では親になるための教育がどのように行われているのか、教育長にお伺いいたします。
A 高田直芳 教育長
学校では、児童生徒の発達の段階に応じて、様々な教科等において家族とのつながりに関する教育を行っております。
例えば、小・中学校では、道徳科や家庭科の授業で、父母、祖父母への敬愛や、家族との触れ合いの大切さ、充実した家庭生活を築くことなどを学んでおります。
また、県立高校では、主に家庭科の授業で、男女が協力して家庭を築くことの重要性や、子供の健やかな成長のために、家族や社会の果たす役割などについて学んでおります。
さらに、県では中学校・高等学校の生徒を対象とした「親になるための学習」を推進しております。
この学習は、総合的な学習の時間などを活用し、乳幼児とふれあう体験や、乳幼児の保護者との交流などを通じて、命の重さを実感したり、家族や周囲の人々への感謝の気持ちを育むものです。
生徒からは、「自分を育ててくれた両親に感謝したい」、「子育ては大変だが、喜びも大きいと感じた」などの感想が寄せられ、親になることや子育てに対する理解が深められていると考えております。
今後も、このような取組を通じて、親になるための教育を一層充実してまいります。
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