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掲載日:2024年4月1日
Q 鈴木正人 議員(県民)
映画「めぐみへの誓い」は、13歳のときに北朝鮮に拉致された横田めぐみさんを中心に、拉致被害者とその家族の苦悩を描いたものであり、舞台劇「めぐみへの誓い―奪還―」が映画化されたものであります。この舞台劇は内閣府拉致対策本部の主催公演となり、本県を含め全国各地で上映活動を行っており、私も二度ほど拝見させていただきました。舞台だけでなくクラウドファンディングによって今回映画化を目指し、制作費約7,000万円という少額の中、拉致問題を解決させたいという皆さんの寄附とボランティアのエキストラなどの協力によって、手作りの映画が制作されたのであります。
映画化を目指したのは、一気に媒体を広げ、海外の映画祭にも出品し、世界の良心ある人々に拉致の現状を訴えることができるからだと伺っております。ただ、寄附によって少額に制作された映画でしたので、完成後でないと上映交渉ができずに苦労されたようであります。去る2月19日から上映が開始されておりますが、まだまだ上映している映画館の数が少ないのが現状であります。北朝鮮による拉致問題解決に向け、県を挙げて応援している我が埼玉県ですが、残念ながら上映する映画館がまだ1カ所もないという状況にあり、今後、舟橋一浩元県議会議員が支配人である川越スカラ座が上映してくださるという予定という状況となっております。
多くの県民の皆様に見ていただくため、苦労している上映場所の確保に向けた橋渡し役として、県は御支援いただけないでしょうか。既に県庁舎内に映画「めぐみへの誓い」のポスターを掲示していただくなどの御支援をいただいておりますが、映画鑑賞する場所がなければ見ることはできません。いつまでたっても北朝鮮による拉致問題が解決しない怒りを感じる中、埼玉県が他県や国を動かすつもりで映画「めぐみへの誓い」を多くの皆様に鑑賞していただけるよう支援すべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。
多くの県民に映画を鑑賞していただけるための支援について、福祉部長にお伺いいたします。
A 山崎達也 福祉部長
議員お話のとおり、これまでも、県議会や国、市町村、関係団体とともに、「拉致問題を考える県民の集い」や「拉致問題啓発舞台劇」を開催するなど、拉致問題を風化させない取組を行ってまいりました。
県には、拉致問題の解決のため、国と連携を図りながら、北朝鮮による拉致問題に関する世論を啓発し、県民の関心を高め、国の解決に向けた外交活動を後押ししていく役割がございます。
こうした役割を踏まえて、関係団体からの依頼を受け、多くの県民の関心を高める趣旨から映画「めぐみへの誓い」のポスターやチラシを県庁内に掲示するとともに、市町村に映画の周知を依頼しております。
拉致問題を風化させないという趣旨から、多くの県民の方に映画を鑑賞いただけるよう、関係する団体等のお話を伺いながら県としてどのような支援ができるか検討してまいります。
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