トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和7年12月定例会 > 令和7年12月定例会 一般質問 質疑質問者一覧 > 12月10日(水曜日) > 須賀昭夫(自民) > 令和7年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(須賀昭夫議員)

ここから本文です。
ページ番号:276897
掲載日:2025年12月22日
Q 須賀昭夫 議員(自民)
モリンガですけれども、こちらのパネルのこれがモリンガです。サイドブックスにも掲載させていただいておりますので、見ていただければと思います。
このモリンガは、インド原産の成長が非常に早い植物で、「奇跡の木」とも呼ばれています。葉にはビタミンやミネラル、アミノ酸、抗酸化性分が豊富で、健康維持に役立つ多様な効果が期待されています。葉や種、油まで活用でき、健康食品や化粧品、浄水利用など用途も広い点が特徴です。
また、光合成量が多く、二酸化炭素の吸収力が高い植物として環境分野でも注目され、乾燥に強いことから県内でも新たな特産作物としての可能性を秘めています。埼玉大学でも、モリンガの研究が進められており、こうした知見は参考になると考えます。
将来的にはモリンガを埼玉独自のブランド産品として国内外に発信し、地域産業化につなげていくことも視野に入れ、本県の気候や農地条件でのモリンガの栽培適性についての研究や実証研究を進め、検討を行うべきと考えますが、農林部長の御見解を伺います。
A 竹詰一 農林部長
農業技術研究センターでは、鶏にモリンガを加えた餌を与え、暑さへの効果を確認する影響調査を令和6年度に行いました。
現在、埼玉大学と民間企業が共同で二酸化炭素吸収量に関する実証を行っており、生育特性や環境面での効果の知見が得られると期待できます。
県としては、必要な研究に取り組みつつ、情報収集を継続し、ニーズや県内への導入可能性について注視してまいります。