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掲載日:2025年12月22日
Q 須賀昭夫 議員(自民)
お米の等級は、農産物検査法に基づき整粒具合など玄米の外観のみで1等から規格外に格付けされております。食味は評価に含まれず、等級が低くても栽培や保管状況が良ければ、等級の高い米と味の差は少ないのが現状です。等級は取引の均一性を示す指標であり、おいしさを正確には反映していません。
実際に私は、岩槻のこじま農園の規格外米を食べさせていただきました。食味は通常の御飯と全く変わらず、むしろおいしいとすら感じました。
等級に依拠しない新たな評価軸の策定は、生産者に見た目からおいしさや持続可能な栽培へと価値基準をシフトさせる一助となり、結果的に気候変動による白未熟粒の増加や登熟不良などの影響を軽減する有効な手段となると考えます。水稲における高温障害の被害を軽減するために品位等の検査に依拠しない形での評価基準策定を国に求めるべきと考えますが、農林部長の見解を伺います。
A 竹詰一 農林部長
農産物検査による米の品位等検査における等級は、玄米を精米にする際の歩留まりの目安を示す規格です。
他方、国では生産者や流通事業者、消費者団体等と連携し、農産物検査の結果のほかタンパク質等の食味関連指標など、消費者に品質情報を伝達する仕組みを検討しています。
県では、この国の検討の場に参加するなど動向を注視し、必要な協力を行ってまいります。