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掲載日:2025年12月22日

令和7年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(須賀昭夫議員)

県立高校における自閉症・発達障害の生徒への指導について-教員の専門性向上と校内支援体制の強化について

Q 須賀昭夫 議員(自民)

通級の継続拡充と合わせて重要なのが、学校全体としての支援体制の強化です。
現場の先生方からは、「障害の特性は理解しているつもりだが、具体的な支援方法に自信が持てない」「校内の仕組みが十分ではない」「専門的に相談できる人が少なく、担任だけで抱え込んでしまう」といった声を聞いております。自閉性、発達障害のある生徒への支援を特定の教員だけに任せるのではなく、学校全体の仕組みとして進めていくことが不可欠です。
そこで、県立高校において特別支援教育に関する教員の専門性向上や特別支援教育コーディネーター、個別の生徒についてのケース会議などを含めた校内支援体制の強化を進めていくべきと考えますが、教育長の具体的な方針を伺います。

A 日吉亨 教育長

自閉症・発達障害の生徒は、どの県立高校にも在籍している可能性があるため、各学校ではきめ細かな支援を行えるようにすることは重要と考えております。
これまで県では、特別支援学校との人事交流や、県立総合教育センターでの教員研修、特別支援学校のセンター的機能を活用した高校への支援などにより、教員の専門性向上を図っております。
また、各学校では、校内外の連携推進を担う特別支援教育コーディネーターを中心に校内体制を構築し、個別の生徒について、ケース会議などを実施しております。
一方で、業務が一部の教職員に偏りがちになることなどから、学校全体の教職員が専門性を向上させ、組織的に支援する体制の確立が必要と考えているところです。
そこで今後は、管理職や教員対象の研修等において、各校の実践事例を持ち寄って演習などを行うとともに、校内研修等の講師として県の指導主事を派遣するなどして、教員の専門性向上と組織的な校内支援体制の強化に取り組んでまいります。

 

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
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