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掲載日:2022年6月21日

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活躍する埼玉青年農業者(竹野谷彩人さん(蓮田市))

BLOFに基づいた高品質・高栄養化・多収穫への挑戦。

蓮田市で新規就農し、露地野菜とくわい栽培を行っている竹野谷彩人(たけのやあやと)さんを紹介します

 竹野谷さんは、令和2年7月に就農した新規就農者です。現在はおよそ40aで露地野菜を栽培し、その他「くわいの会」会員として、共同でくわい20aを栽培しています。

 就農前の研修では、先進農家でくわいやこまつなの栽培を学びました。くわいは利益率が高いと考え、露地野菜とくわいを組み合わせ、営農を開始しました。

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 また、BLOF(Bio Logical Farming:生態系調和型農業理論)に関心を持ち、将来的には理論に基づいた有機栽培により高品質、高収量な野菜作つくりを行いたいそうです。

 就農1年目の令和2年度は、複数の直売所に出荷していましたが、令和3年7月に「MEGAドン・キホーテ蓮田店」内に、新たに地場野菜コーナーが開設されたことから、現在はそこを中心とした販売に転換しています。

 販売先を集中させたことで、少品目大量生産から多品目少量生産への切り替えを検討しているそうです。

 また、経営の安定化を目指し、播種時期をずらして販売期間を長くする、作付品目や栽培時期について同じ直売所に出荷している先輩に相談する等、「売れる作物・時期」を研究しています。

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 これからの時期はくわいの収穫に向けた茎葉の刈り取り作業、その後の収穫作業など、くわいの作業が集中してきます。くわい栽培は令和3年度の収穫量や販売の状況を踏まえた上で、令和4年度は栽培面積を2倍の40aに拡大することを検討しています。

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 現在の課題は、ほ場が分散しているため移動に時間がかかり、それに伴い管理作業が遅れがちになることです。この課題を解消するため、市の農業委員会などに相談し、農地の集約化を目指しているそうです。

 また、スイートコーンの栽培では、ハクビシン、アライグマによる被害が発生し、収量が激減しました。効率的に電気柵を設置するために、ほ場利用計画の見直しなど、設置労力や費用を抑えた獣害対策を検討いているそうです。

 次年度は、借入ほ場をさらに20a増やし、60aを超える露地野菜と40aのくわい栽培となる予定です。そのため、作業補助者1名を雇用することを考えているそうです。

 日々成長を続ける竹野谷さんは、蓮田市にとって、目が離せない存在となっています。

お問い合わせ

農林部 農業支援課 新規参入支援担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

ファックス:048-830-4833

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