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掲載日:2026年7月9日
Q 八子朋弘 議員(県民)
ただ今の答弁では、代表質問の際と同様、公立高校の役割については主に大きく2点、私立高校がない人口の少ない地域の学びの保障、職業教育など私立高校に設置の少ない分野の教育といった趣旨であったかと理解いたしました。
もちろんそれらも大切ですが、果たしてそれだけでいいのでしょうか。税金を使って高校教育を行う以上、幅広い知識と教養を身に付け、大学進学や将来の多様な進路に対応できる力を育成し、埼玉県、日本にとって有為な人材を積極的に育てていく必要はないのでしょうか。つまり、専門教育だけでなく普通教育もしっかりやっていく必要はないのでしょうか。
無償化とはいえ、実際にはまだ公立高校の方が教育費は安いです。また、私立と違い、採算にとらわれない教育活動も展開できます。体系的な研修制度があり、教員の異動があることも私立にはない利点かと思います。そのような強みを武器に、公立高校をさらに発展させてほしいと私は思っております。
教育長は就任される前、本年3月の文教委員会で所信表明をされました。その際、「公立高校の価値が問われている。私学に勤務し、公立の強みを再認識」といった趣旨のお話をされました。私は興味深く拝聴させていただきましたが、ここで改めて教育長の言われる公立高校の価値、再認識された公立の強みについて、教育長に伺いたいと思います。
A 石川薫 教育長
公立高校には、普通科をはじめ、専門学科、総合学科、更には定時制など多様な学科等が設置されており、生徒の進学や就職といった幅広い進路希望に的確に対応できる体制が整っています。
こうした多様な学びの場を維持し、一人一人の意欲や能力に応じて力を発揮できる環境を提供し続けることが、公立高校の大きな価値であると考えております。
また、公立高校には多数の教員が在籍しており、それぞれが長年蓄積した豊富な指導ノウハウを共有できる強みがございます。
さらに、個々の学校に閉じず、学校間でネットワークを構築し連携を進めることで、県全体の教育の質を組織的に高めていくことが可能です。
これら公立高校としての価値や強みを生かし、生徒一人一人の個性を尊重し、その可能性を高める教育を推進してまいります。